ジュエリーデザイナーの現状と将来性

景気に左右される業界

ジュエリー(宝飾品)は宝石や貴金属を材料とする非常に高価な商品ですから、その売れ行きは景気やブームに左右されます。

ジュエリーデザイナーが属するジュエリー業界は、アメリカにおける2007年のサブプライムローン問題、2008年のリーマン・ショックに端を発する世界金融危機の打撃を受けてけっして好調とはいえません。

1980年代後半のバブル期のような驚くほどの売上はもはや期待できず、市場規模は縮小しており、日本経済や少子化の問題が劇的に改善されない限り、国内需要の現状維持も難しいと考えられます。

ただし衣食住の衣であるファッションを彩る存在としてジュエリーは欠かせないと考える女性も少なくありませんし、結婚指輪や婚約指輪は男性にとっても身近なアイテムに違いありません。

美しさを提案する新たなビジネスモデルが求められており、イノベーション(革新、新機軸)を起こすチャンスであるといえるかもしれません。

ジュエリーデザイナーの現状

ジュエリー業界全体が苦戦していますから、ジュエリーデザイナーの現状も手放しで明るいとはいえません。

国内にはジュエリーメーカーやデザイン会社、宝飾店が多数存在しており、ジュエリーデザイナーとして就職できる勤務先もありますが、今後とくに地方の宝飾店などは現状のままでは軒並み減少する可能性もあります。

その際に生き残る方法としてジュエリーデザイナーの斬新なセンスやアイデアが活かされる可能性はあります。

デザイン、クラフト、商品担当などの分業をしている都市部の大手ジュエリーメーカーやデザイン会社などは、それぞれの部門でジュエリーデザイナーならではの活躍が期待されます。

ジュエリーデザイナーの将来性

ジュエリー業界の現状を考えると将来も厳しいと思われるかもしれません。

しかしどんなに市場が縮小したとしてもジュエリーを身につけて美しくなりたいと願う人々がいなくなるわけではありませんから、ジュエリーの専門的な知識や技術をもつジュエリーデザイナーの需要は絶えません。

いったん習得した知識や技術が財産となり、経験を積むほどにセンスもみがかれ、さまざまな活躍の場が広がることでしょう。