ジュエリーデザイナーの一日

ジュエリーデザイナーの就業形態にはさまざまありますが、ここではフリーランス(個人事業主)など独立・開業した場合ではなく、ジュエリーメーカーに勤務する企業内デザイナーの一日をみていきましょう。

9:00 出勤

一般的な企業と同じように勤務時間は9:30~18:30であることが多いですが、始業まえに出勤して、掃除や朝礼などをおこないます。

9:30~12:00 デザイン業務

新入社員として入社してから半年間は研修期間があり、販売、営業、商品企画の部署にそれぞれ所属して、業務の流れを学びました。

現在はデザイン部門に配属されて勤続3年目ということで、一日じゅうデザイン業務に従事しています。

商品企画部から提案されたシーズンコンセプトやクライアントからの要望などに基づいて、多数のラフスケッチを描きます。

上司の指示をあおぎながら商品化できそうな案について「製図」と「レンダリング」(完成予想図)というデザイン画をパソコンで作成します。

製図は平面図、正面図、側面図の「三面図」であらわします。

独創的なセンスが求められますが、販売価格に見あった宝石や貴金属を使用するための的確なコスト計算やジュエリー製作をふまえた発想ができなければなりません。

12:00~13:00 昼休み

クリスマスシーズンや展示会などの繁忙期(はんぼうき)は、落ち着いて昼食をとることがままならない場合もありますが、基本的には1時間の昼休みがあります。

13:00~18:30 デザイン業務

引き続きデザイン業務に従事し、ジュエリー製作部門のクラフトマン(ジュエリー職人)が加工しやすいように指示書を作成します。

デザイン部門内部の連携はもちろんクラフトマンとも綿密な打ち合わせをする必要があり、デザインそのものだけでなくコミュニケーションについても高い能力が求められます。

クラフトマンが製作したジュエリーのできあがりを確認することもあり、実際に加工した熟練者から直接聞く感想や意見は非常に勉強になります。

19:00 退社

ひととおりのジュエリーデザインができるようになるまでには少なくとも5年はかかるといわれています。

勤務先企業にもよりますが、繁忙期でなければ早めに退社します。

基本的に土日祝日は休みですが、帰宅後や休日もジュエリーに関わる情報収集は欠かせません。

友人と遊んでいても行き交う人々のファッションやジュエリーに目がうばわれてしまうのは職業病かもしれません。