医師の役割

大切な命を守るための治療

医師の役割は、人々の心と体の健康を支えることです。

現代では、多くの人が、この世に誕生するときの分娩の段階で産婦人科にかかります。さらに子どもの頃には小児科で予防注射を打ってもらったり風邪を治してもらったりしますし、大人になれば耳鼻科で花粉症の薬をもらったり内科で生活習慣病の検査をしたりと、たびたび病院にお世話になります。

さらに、高齢になれば、がんや心臓病などの大きな病気の罹患率も高くなり、救急科で手術を受けるようなこともあるでしょう。死を迎えるときも、病院で、という人が大半です。

医師とはまさに、一人の人間の誕生から最期の瞬間まで、その命を守りつづける存在なのです。

医師がいなければ、現代社会で生きる私たちの寿命はこれほど長くはありません。医師は、人々が健やかに生まれ、長く元気に生きていくために欠かすことができない役割を果たしています。

病気を予防する役割も

最近はよく、病院や公共の施設で「成人病の予防」や「長寿のための生活習慣」などの健康セミナーが行われており、こういった場で医師が講演をすることも珍しくありません。

また、テレビ番組や雑誌などに医師が出演して、病気の予防法などをアドバイスすることもあります。

医師ならではの知識や経験をもって一般市民の健康への意識を高めるよう働きかけることで、その病気の罹患率が減る、寿命が延びるなどの効果が期待されているのです。

このように考えると、医師の役割は決して「病気を治すこと」だけではなく、「病気になるのを未然に防ぐこと」もとても大切なことだとわかります。人々が元気に暮らせるよう、病気の予防の段階から力を尽くすのが、医師の仕事なのです。