医師の需要と求人・採用募集状況

いつの時代にも必要な医師

いつの時代も人間の病気や怪我はなくならないので、医師という職業は長年にわたって社会に必要とされてきました。それは現代社会においても変わることはなく、不況の世の中でも「医師の資格を持っているのに就職先がない」というケースはめったにありません。

むしろ、近年、医師不足が深刻な問題となっています。医療の発達とともにさまざまな分野の治療法が確立され、医療サービスも幅が広がってきました。

また、日本では高齢化社会の進行でお年寄りの数が増えています。

必然的にがんや心臓病など年齢とともに罹患率が高くなる病気の患者さんも増えていますし、体が不自由になった方のリハビリテーションや完治の見込みがない方のための終末期医療などの需要も以前より高まってきました。

こうした分野ではまだまだ人材が足りておらず、特に若い医師の力を積極的に必要としています。

激しい人手不足に陥っている病院も

医師不足が医療業界全体の問題であることは間違いありませんが、特に人手不足が叫ばれているのは、小児科や産婦人科です。小児科や産婦人科は、患者さんの容体が急変して深夜に呼び出されることもありますし、命に係わる診療の場合は常に訴訟のリスクがつきまといます。

特に産婦人科では、出産時の事故などで懸命に力を尽くしたにもかかわらず裁判沙汰になるケースがあり、産婦人科医になるのを敬遠する医師が増えてしまったことが医師不足の一因と考えられています。

しかし、小児科や産婦人科は未来を担う子どもたちの命を助けるために決して欠かすことのできない大切な存在です。一人でも多くの医学生が小児科医や産婦人科医をめざすことが、今、切実に求められています。