医師の面接

知識よりも「人柄重視」の傾向

かつては医師というと「お医者様」と尊敬の念を込めて呼ばれることが多く、患者からも学歴や学会での活躍、手術の件数などが大きく評価されていました。

患者側も「お医者様の言うことならば正しいのだろう」という思いが強く、病名や治療の方針、薬の効用について詳しく尋ねるような患者は少ないものでした。

しかし、時代の移り変わりとともに「インフォームド・コンセント」という患者側の知る権利が重視されるようになってきました。

インターネットによる情報化社会が到来したことも手伝って、今では患者の側が医師に対して治療法や使用する薬について説明を求めることが当たり前の時代になっています。

こうしたなかで、医師には、患者に対していかにわかりやすく説明ができるか、いかに信頼を築き上げることができるかが求められるようになりました。医師の就職試験でも、以前に比べると、面接での「人柄」の確認を重視する傾向があります。

わかりやすく説明する努力を

こうしたことも踏まえて、面接では礼儀正しい挨拶や清潔感のある身なり、ハキハキした話し方や笑顔などを心がけて、患者さんに信頼してもらえるような人間であることをしっかりPRする必要があります。

また、高いコミュニケーション能力があることをPRするのも大切です。毎日の診察で接するのは、医療の知識を持たないお年寄りや子どもたち。難しい病気や薬の効用についても「正しく」「わかりやすく」説明できることが大切です。

面接では、難しい言葉を多用したり、真意が伝わりにくい抽象的な表現を使ったりせずに、簡潔にわかりやすく説明する努力を惜しまないようにしましょう。