医療事務のレセプト業務とは

レセプトとは何か

医療事務にはさまざまな業務がありますが、なかでも最も専門的で、医療事務ならではといえる業務が「レセプト業務」といわれるものです。

なかなか日常生活ではなじみがない言葉ですが、病院などの医療の現場では一般的に使われています。

私たちが医療機関にて保険証を提示して診察を受ける場合(これを保険診療といいます)、その診察費は患者さんが全額負担するわけではなく、患者さん本人と保険者(健康保険組合等)の双方に請求することになります。

そこで、医療機関が保険者に対して請求する明細書が「レセプト」であり、正確には「診療報酬明細書」といいます。

レセプト業務の内容

保険診療では、診察の内容によって報酬の料金がすべて点数化されています。

その点数は「診療報酬点数表」というものに書かれており、医療事務はそれを利用しながら、患者さんごとの診療行為をまとめて、合計の点数を計算します。

そして、作成したレセプトは、「社会保険診療報酬支払基金」か「国民保険団体連合会」の審査支払機関に提出をします。

この業務のことを「レセプト業務」といいます。

なお、診療報酬点数表は「医科診療」「歯科診療」「調剤行為」の3種類に分かれており、医療事務は一般的に働く病院の種類によって「医療診療」か「歯科診療」のいずれかを使うことになります。

レセプト業務の進め方

レセプトは手作業で行うことも多いですが、最近ではオンライン化が進んでおり、とくに大きな病院ではレセプトコンピューター(レセコン)といわれる機械で作成し、オンラインで提出するケースも増えています。

どのようなやり方で提出するにしても、レセプトに不備や間違いがあってはなりません。

もし内容に不備があれば差し戻しや、実際の診療報酬から減額されたうえで医療機関に診療報酬が支払われることもあるため、細心の注意を払って業務にあたることが求められます。

このレセプト業務は専門知識を要する仕事といわれており、医療事務として働くうえでは不可欠のスキルといえます。

数ある医療事務の民間資格のなかでも、レセプト業務の能力をはかる資格が複数あります。

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