IRへの転職、未経験採用



未経験採用はほとんどない

IRは株主や投資家に対して、経営や財務の状況などの必要な情報を提供する業務を担うため、豊富な社会経験と多方面に長けたスキル、そして人望が必要不可欠です。

広報や経営企画などの職種で社会経験を積み、自社の経営方針や企業理念を正しく理解した上で、IRとしての適性が認められた人がキャリアアップし、初めて就くことができます。

ふるいにかけられたごく一部の人材にしかなれない、エグゼクティブな職種だといえるでしょう。

どんなに有名な大学を出ても、世界に通用する資格を持っていても、新卒や未経験で採用されることはほぼ不可能です。



同業種からの転職

上場企業でIRまで上り詰め、活躍していた経験のある人は、あらゆる企業が求める人材です。

こうした人は転職する必要はないように感じられますが、より規模の大きな企業を目指したり、「ベンチャー企業で腕を試したい」などとして、小さな企業への転職を希望したりする人もいます。

また、幅広い知識や経験を生かしてIRコンサルティング会社へ転職し、より短い勤務時間で効率的に報酬を得る道を選ぶ人も。

逆に中小企業のIR経験者が上場企業に転職することはなかなか難しいですが、手腕を買われれば不可能ではありません。



転職の際に有利なスキル

IRの転職で有利なのは、上場企業でのIRの経験、または中小企業でのIR管理職の経験です。

世界の投資家とコミュニケーションをとることもあるため、ビジネスレベルの英会話力、英文読解力、筆記力は必須だといえるでしょう。

さらに、高い年収を設定している企業ほど、企業の社会責任や社会貢献に関するCSR、人種や身体障害の有無、宗教などの違いを受け入れるダイバーシティ・マネジメントなど、より専門的な知識や経験を求めています。

経営戦略についても、短期的なビジョン、中長期にわたるビジョンの両方を提案できるような企画力、マーケティング力、情報収集能力も欠かせません。

こうしたスキルの幅が広いほど、転職の際に有利だといえるでしょう。