IRの種類

会社の規模や組織により異なる仕事内容

日本でIR活動が盛んになってきたのは1990年代後半からで、まだ歴史が浅く、IR業務を行っている企業は年々増えてはいるものの、専任のセクションを設けている企業は極めて少ないという現状があります。

ある調査によると、IRを広報部門が担当している割合が25.5%ともっとも多く、次いで財務、総務、経営企画の順で担当している企業が多くなっています。

これを社員数5000人以上の大企業に絞ると、財務部門が30.8%と第1位になり、次いで広報、総務、IRの専任セクション、経営企画の順に。

このことから、大企業であるほど、IRが広報よりも財務に近い職種だということを理解しており、専任セクションを設ける企業も多いことがわかります。

いずれにしても、専任セクション以外でIRを担当することには多少の問題があり、財務、総務、経営企画ではコミュニケーション力やプレゼンテーション力が弱いという難点があります。

また広報では、PR畑の人は数字に弱く、財務を苦手とするところがあり、自社のいい部分ばかりアピールしようとする癖がついているという問題があるものです。

やはり、IRの専任セクションで行われているのがIRの本当の仕事であり、将来的には多くの企業がこの部署を設けるようになることが予測できます。



IR専任セクションで中心となる仕事



CSR

企業が社会に与える影響に責任を持ち、自社が持続的に発展するために社会貢献を積極的に行うべきだという考え方や、それに基づき実践される活動をCSRと呼びます。

昨今はこの取り組みへの知識や経験が、IRのスキルとして重要視されています。



ダイバーシティ・マネジメント

人種や性別、年齢、身体障害の有無など、人にはさまざまな多様性があり、また内面的にも、宗教や価値観、考え方、性格などの違いがあります。

こうした各自の個性を生かし、それぞれの能力を発揮できる環境を醸成していくことがダイバーシティ・マネジメント。

この考え方を人材採用や社内風土にいかに取り入れるかの手腕が問われます。