IR部門で働くには

IRになる条件

IRには資格や免許があるわけではなく、特別な学歴が求められる職種でもありません。

また、新卒の未経験者が就けるようなものでもなく、社会経験を積んだ人がキャリアアップして就くことがほとんどです。

IRとは企業が投資家や株主に対して経営状況や経営方針などの情報を提供する活動のことを指し、それを行う担当者を一般的にIRと呼んでいます。

IRは経営状態や企業としての理念、戦略に通じていることが必要不可欠。

そのため、その企業において財務や広報、経営企画などの職種で経験を積み、経営にかかわる理解を深めた後でIRになる人が多いようです。

大学で経営学を学ぶことや、ビジネススクールと呼ばれる経営大学院で、経営学修士号を意味する「MBA(=Master of Business Administration)」を取得することは、将来的にIRになった時には生かされるでしょう。

しかし、それよりも企業に就職する時の職種である財務などに採用されるために有利な学校や学部を選ぶのが得策だといえます。

IRに転身するために必要なこと

IRには財務・会計の分析力が欠かせないため、財務や経理の経験や知識が必要です。

また、株主や投資家へ向けた説明を行う立場上、広報的なプレゼンテーション能力、コミュニケーション能力も問われます。

さらに、経営理念や戦略に通じた経営企画の経験や知識も求められます。グローバル企業の場合はTOEIC700点以上を基準とする英会話、英文読解能力が必要とされることも。

財務、広報、経営企画のすべての部署で経験を積む、または財務で経験を積んだ人が広報や経営企画の勉強をするなどして足りない部分を補い、IRへキャリアアップして業務をこなしていくことになります。

IRに転身したとしても、それだけで活躍できるものではありません。

常に社内外に限らず業界全体や関連業界の最新の情報を幅広く収集し、株主や投資家が求める情報を最適なタイミングで提供することができてこそ、一人前のIRとして認められることができるでしょう。