IRのキャリアパス

IRのキャリアパスとは

IRは、企業の中で昇進するにつれて辿るルートであるキャリアパスが明確になっていない職種のひとつです。

たとえば営業職なら、営業部のスタッフに始まり、グループリーダー、主任、係長、課長、部長、取締役のように、次に目指すべきキャリアアップの道筋が明確になっているものですが、IRはそうではありません。

ひとつの企業に在籍するIR担当者は少人数であることがほとんど。

IRだけの部署というものが存在することは少なく、多くの場合は広報部や経営企画部などにIR担当として所属しています。

社内の順位としては、課長や副長と同等レベルの役職だといえるでしょう。

IR担当者になる以前の職種は、財務経理部、広報部、経営企画部など企業や人によってさまざまです。

これらの部署でリーダークラスの仕事をこなしていた人で、IRとしての適性がある人が、キャリアアップして就任することが多いようです。

また、IR担当者が次に目指すべきキャリアは、所属する部署の部長、または取締役になります。



キャリアパスの一例

1.各部署のスタッフ(入社〜3年目)

・財務経理部の場合は、経理や財務の基礎を学びながら実務経験を積み、仕訳業務、決算業務の補助などをこなします。

・広報部の場合は、自社や他社の制作物の分析や情報収集、広告や会社案内パンフレット、社内報などの企画案出しなどを行います。

・経営企画部の場合は、自社や他社の営業データなどの情報を収集、分析するほか、経営会議に必要な資料の作成などを行います。

2.各部署の主任(3〜5年目)

・財務経理部では、月次決算、年次決算の実務を行い、税務・財務業務、各種計算書の作成なども担当します。

・広報部では、広告や各種制作物を広告代理店や制作会社とともに進め、進行管理なども行います。

・経営企画部では、経営会議に必要な資料を作成し、取締役へのプレゼンテーションや経営戦略の立案、実施を行います。

3.各部署の課長(5〜7年目)

各部署における実質的責任者としての業務をこなします。

4.IR担当者(7〜15年目)

株主や投資家に対し、必要な情報を提供する実務を行います。