インテリアデザイナーの仕事内容

異なる仕事内容は、主に3パターン

インテリアデザイナーと聞くと、家具や、カーテン、照明、什器などのデザインをする仕事だと思う人も多いでしょう。

しかし、実際はそれだけではなく、内装すべての企画と設計を行います。

また、デザインコンセプトに沿って全体の色味、造作、トーン、灯り、音、温度まで、トータルで監修し、室内を演出します。

扱う案件も、オフィス、店舗、ホテル、美術館、病院、学校、住宅と幅広く、ときには空港や船室のディレクションまですることもあります。

基本は全体をトータルで指示、監修をする仕事ではありますが、家具や什器のデザインのみをする人もいます。

勤務先や案件、その人のスキルによっても仕事内容は異なります。

施主の夢や希望を120%叶える

「アメリカンスタイルな内装にしたい」「北欧テイストに少しアンティークな要素を取り入れた空間にしたい」などさまざまな施主の要望を叶えるのがインテリアデザイナーの仕事です。

要望にそった空間を作るには、どんな照明や壁紙、床板を使うのがよいのか、天井の吹き抜けはどのくらいの面積にするのが効果的なのかなど、専門家ならではの提案やプランを行ないます。

ときに無理難題な要望もくることがあるかもしれません。

しかし、相手の要望していることを汲み取り、「こんな家に住みたかったの!」と喜んでもらえる瞬間が得られるのは、インテリアデザイナーならではのやりがいでもあります。

ホテル、ショップなどの商業施設の内装を手掛けた場合、連日行列の大盛況ならインテリアデザイナーとしての仕事は成功、逆に客入りがイマイチな場合は多少なりとも内装に不備があったのではないかという疑いがかかることも。

思わず長居したくなるような空間、人がすごしやすい空間を作るのもインテリアデザイナーの仕事のひとつなのです。

基本的な仕事の流れ

ここで全体のコーディネートまでを手掛けるインテリアデザイナーの基本的な仕事の流れを見てみましょう。

1.施主、取引先、企業から依頼がはいった時点で仕事開始です。

2.依頼主の希望やイメージ、コンセプトなどを聞きつつ、間取り、設計図を確認してイメージ画を作成します。

3.その後、依頼主や建築士と何度か打ち合わせをし、細かな修正を何度も加え、最終OKが出たら必要な資材、照明、什器等の細かなものを手配します。

4.大工仕事が終わるまでに内装細部の手配や打ち合わせを終えておき、大工さんと入れ替わり現場に入ります。

5.壁紙や照明、細かな作り込の部分などについて、職人さんたちに指示を出しつつ、進めていき、内装がすべて終わるころに家具や什器を運び込み、最後にカーテンを付けたら完成。

6.依頼主へ引き渡します。

ここまでの期間、リフォームか、新築化によっても大きく変わりますが、短くて数ヵ月、長いと数年かかります。

手掛けた内装に関するアフターフォローも仕事のうちに入るので、引き渡し後も細かな仕事はあるので、ひとつのプロジェクトにかかわる期間は比較的長めといえます。

何をしたいかによって変わる勤務先

インテリアデザインや空間デザインを手掛けるデザイン事務所はもちろん、設計事務所、ハウスメーカー、家具メーカーなど勤め先はさまざまです。

そして勤務先によって、手掛けるジャンルも大きく変わってきます。

家具や什器のデザインがしたければ家具メーカーがよいですし、住宅を専門的にやりたければハウスメーカーがベストでしょう。

また、ホテルや店舗などに携わりたければ設計事務所、イベントや美術館などアーティスティックな仕事がしたければ専門デザイン事務所など、自分が何を手掛けたいかによって勤務先を選ぶことが大切です。