飲料メーカー社員の現状と将来性

飲料メーカーの現状

飲料は、食品と同様、人々の生活になくてはならないものですが、時代によって求められる飲料の種類には若干の違いが出ています。

たとえば近年では、社会全体における健康意識の高まりからお茶やミネラルウォーターのほか、「トクホ」と呼ばれる特定保健用食品飲料、低カロリー飲料、栄養ドリンク系飲料、あるいは野菜系飲料の人気が高まっているようです。

さらに若年層を中心にエナジー系飲料がヒットしており、各社とも流行を追いながら新商品を続々と投入し、シェア争いを繰り広げています。

一方、減少傾向にあるといわれるのが、健康ブームによって注目度が下がりつつある炭酸飲料や、低価格で質のよいコンビニコーヒーが楽しめるようになったことによる缶コーヒーです。

世の中の健康志向はまだまだ続くことが予想され、それに応じた飲料が求められる傾向は継続していくでしょう。そのなかで、どれだけ安心かつ味のよい商品を提供できるかが重要です。

飲料メーカーの将来性

飲料業界は、そのシェアのほとんどを大手メーカー数社で占めており、限られたパイを各社が奪い合っている状況です。この状況が今後も大きく変わることはないと考えられています。

小さな飲料メーカーでも、ブランドが確立しているメーカーや、ロングセラー商品を持つメーカーはしっかりと生き残っていますが、全体としてはやはり大手が強いといえます。

また、近年の飲料業界では、同じ飲料業界のメーカーや食品メーカーとの統合や買収といった動きもしばしば見られ、シェアが小さなメーカーのなかには飲料事業から撤退する例も出ています。

国内では、この先も人口減少によって市場が縮小し続けていくものと考えられており、それを見越して海外メーカーとの提携により、事業拡大を目指すメーカーも登場しています。

今後もアジアを中心とする海外で活路を見出そうと、積極的にグローバルビジネスに乗り出していく飲料メーカーは増えていくものと考えられます。