インフラエンジニアのつらいこと・大変なこと・苦労

インフラエンジニアのつらいこと・大変なこと

障害対応

インフラエンジニアにとって、最もつらい仕事のひとつが障害対応です。

人間の病気と同じように、システムの障害は朝晩を問わず、急にやってきます。

早朝や深夜、休日に発生した問題のために急に会社や取引先から招集されることもあり、原因調査や解決が進むまでは帰れないこともあります。

こうした障害対応が多いことで、現場を離れるエンジニアも少なくありません。

サーバー室・データセンターでの作業

インフラエンジニアが作業を行う現場は、企業のサーバー室やデータセンターが多いです。

こうした環境では、多くのコンピューターやIT機器が24時間365日動いており、機器の熱による暴走を防ぐために低い気温になっています。

そのため、作業が長時間になると体が冷えてしまうことも少なくありません。

また、狭いスペースで機器の組み立て作業を行うために腰を痛めたり、常時「ブーン」という機械音が聞こえる中で作業することも大きなストレスになっています。

短納期での対応を迫られる

ビジネスはスピードが重要なため、顧客から短納期でITインフラの設計や構築を求められることがあります。

しかし、ITインフラの設計はまだしも、機器の調達や設定は急いでもなかなか早くなることはありません。

自分でメーカーやベンダーに機器を取りに行ったり、残業して設定を行い、構築作業がスムーズに進むようにしたりと、納期の短縮のための努力をしているエンジニアも多いです。

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インフラエンジニアの悩み

将来が不安

インフラエンジニアは、行う業務の特性から劣悪な環境での作業が多く、心身の健康を崩しやすい職種です。

また、システム開発によるクラウド活用は、インフラエンジニアの業務を奪っており、市場におけるニーズも低下しています。

こうした中で、インフラエンジニアとしての将来に不安を感じている人は少なくありません。

専門性が身につかない

インフラエンジニアは、ITの広い分野における知識が必要ですが、広く浅い知識にとどまりやすいのも悩みです。

ITインフラの構築は、企業によって案件の内容がほとんど決まってくるため、ある程度経験すると新しい技術に触れる機会が少なく、それ以上の専門性が身につきません。

ニュースや雑誌で新しい技術についての記事を目にすると、自分の仕事とのギャップから不安に駆られることもあります。

仕事が評価されにくい

インフラエンジニアの仕事は、ITインフラという基盤部分の構築作業であるため、人目に触れることが少なく、仕事を評価してもらえる機会も少ないです。

また、インフラは当然正常に動くものと考えられることが多く、特別な評価を受けることもほとんどありません。

案件規模が評価されることもありますが、中小企業だと大きな規模の案件に携わることも少なく、社内評価や転職などの際に悩む人も多いです。

インフラエンジニアを辞める理由で多いものは?

体力的に厳しい

インフラエンジニアを辞める理由として、体力的な限界を掲げる人は少なくありません。

良いとはいえない作業環境や、イレギュラーな時間の勤務、シフト勤務などで健康を害する人も多く、年齢を重ねるにつれ、現場がもっと厳しく感じられるという人も多いです。

他分野に挑戦したい

インフラエンジニアの待遇は決して悪くはありませんが、健康面や技術面における将来の不安から、他分野に挑戦したいと考える人もいます。

上流設計の知識を磨いてITアーキテクトや設計担当のエンジニアを目指したり、ネットワークやサーバー、クラウドを深く学んで専門エンジニアを目指す人も多いです。