イラストレーターを目指す人へ(体験談)

執筆者:たか 32歳 男性 経験年数5年

思考は、時間はかかるけど、現実化する

イラストレーターを目指す人に伝えたいことは「願ったことは現実になる」ということです。

有名人の言葉を借りると、ナポレオン・ヒルという人が「思考は現実化する」と言っていますが、私は最近「思考は、時間はかかるけど、現実化する」と思っています。

私たちは、かなり短いスパンで人生を考えて、そのスパンの中で目標を達成できないと「自分には才能がなかった」とか「向いてなかった」とか過去形で考えてしまいがちだけど、私が最近実感するのは、努力が報われるにはそこそこのタイムラグがあり、時間はかかるけど、願ったことはあとから現実として追いついてきてくれると考えています。

99歳で詩集を出版

私は16歳の時からイラストレーターと漫画家を志し、最初の単行本を出したのが27歳の時でしたから、実に11年がかりでした。才能は、多分ないでしょう。それでも時間をかければ、確実に願ったことが現実になるのだと確信しました。

イラストレーターではないのですが、2010年に『くじけないで』という詩集を出し、詩集なのに150万部という、驚異的ベストセラーを記録した、柴田トヨさんという方を、ご存知でしょうか。

この方は、99歳でこの詩集を出されたのですが、詩を書き始めたのは、なんと90歳のときです。そこから一冊目を自費出版するまでに、9年かかりました。

普通だったら90歳といったら、いわゆる「人生の終盤」にあたります。

そこから始めた趣味で、しかも9年かかってようやく自費出版するレベルでは、普通だったら「自分にできることなど何もない」と思ってしまうでしょう。

現実には真逆で、90歳で始めたからこそ、99歳になってしまったからこそ、トヨさんの詩は、多くの人に感動を与えたのです。

焦らず、前向きに

そう考えると、イラストレーターとか自分の目指す職業につくのに多少時間がかかっても、トヨさんのように「最年長記録」を狙うつもりでいけば、スタートが遅かったことは、むしろ自分の人生ドラマを盛り上げる、プラス要素と思っていいでしょう。

イラストレーター論というより、人生論のようになってしまいましたが、半分は、自分に言い聞かせていることです。

とにかく、人生を長い目で見て、人と比べず、焦らず、前向きに歩んでいっていただきたいです。

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