放送作家のやりがい

良いものを届けたいという思い

人気放送作家になると、プライベートな時間はもちろん、寝る間もなくなるほどに多忙を極めます。そんな過酷な労働にもかかわらず、人気作家の皆さんはいきいきと仕事をしてらっしゃいます。なぜでしょうか。

それは、バラエティであれ、情報番組であれ、ドキュメンタリーであれ、音楽番組であれ、どんな番組でも「良いものを視聴者やリスナーに届けたい」という気持ちがあり、それを満たせているからです。

自分の描いたものが具現化される

数多くの仕事をしていると、自分が作りたかったジャンルとは異なった番組を担当することもあります。

バラエティを作りたいのにもかかわらず、情報番組を担当したとしても、情報番組の中に自分が思うバラエティ的要素を入れて、番組を構成することはできます。

自分の頭の中に描いた「良いもの」がテレビやラジオで具現化され、視聴者やリスナーに届いたとき、放送作家はやりがいを感じるのです。

アイデアマンとしてのやりがい

また、放送作家は番組を制作する上で、アドバイザー的な役割も担っています。

編集中に番組構成が予定通りいかないことも多々あります。そんな時は、担当ディレクターやプロデューサーに助言を求められます。

その際、ただの当てずっぽうや勘頼りでアドバイスをしていては、作家としての信用を失くしてしまいます。番組の構成と、今までの自身の経験と知識を頼りに、新しいアイデアを提案しなければならないのです。

「良い番組を制作したい」と思う制作スタッフならば、良いアイデアはすぐに採用してくれるでしょう。しかしながら、良いアイデアを提案するのはそう簡単ではありません。

番組の内容に関した膨大な資料を読み、それらを理解した上で、視聴者がおもしろいと感じられるアイデアを生み出さねばならないのです。

そのためには「考える訓練」が常に必要となってきます。

助言をするまでに、見えない努力をしているのが放送作家なのです。ですから、自分の助言が採用され、番組内容が少しでも改善されたとき、放送作家の本質的な仕事をやりとげたと実感するはずです。