社会復帰調整官とは

社会復帰調整官とは

社会復帰調整官は一般職の国家公務員の一種で、罪を犯した精神障害者が円滑に社会復帰できるようサポートする職業です。職業の専門性ゆえ、採用されるためには精神保健福祉士の資格や、一定の実務経験が必要不可欠となります。

高度な専門知識が要求されるため、その責任も大きいですが、精神保健福祉士の資格を活かすことのできる公務員は少ないですし、やりがいを感じられるのも大きな魅力の1つです。

社会復帰調整官の仕事

社会復帰調整官は、保護観察所へ配属され、心神喪失者等の精神障害者が社会復帰できるよう専門的見地からアドバイスをします。

また、心身喪失者等医療観察法に基づき、精神障害者が退院した後の処遇をどうするかについて、調査・調整を行います。

経過によっては処遇の実施計画の見直しを行ったり、継続して精神保健観察を実施したりするなど、精神障害者を幅広くサポートする大事な仕事です。

社会復帰調整官になるには

社会復帰調整官になるための採用試験は、全国のすべての保護観察所で毎年実施されているわけではなく、採用募集枠がある場合のみ実施されます。詳細については法務省のHPを確認するほか、各保護観察所へ電話等で問い合わせてみましょう。

法務省 社会復帰調整官の採用案内

社会復帰調整官採用試験を受けるには、

(1)精神障害者の円滑な社会復帰に関心と熱意を有していること
(2)精神保健福祉士の資格を有すること、又は精神障害者の保健及び福祉に関する高い専門的知識を有し、かつ、社会福祉士・保健師・看護師・作業療法士もしくは臨床心理士の資格を有していること
(3)精神保健福祉に関する業務において8年以上の実務経験を有すること
(4)大学卒業以上の学歴を有すること

のいずれの要件も満たしていることが必要となります。

自分の希望する保護観察所へ申込書類を提出したのちは、書類選考にかけられ、合格した者の中から保護観察所における一次面接を実施します。

さらに、その合格者に対して地方更生保護委員会における二次面接が実施され、最終合格者の中から採用されることになります。

社会復帰調整官の労働時間・待遇

原則として、労働時間は1日7時間45分で、週休2日制です。一般職の国家公務員として扱われますので、手厚い福利厚生が受けられます。

給与については資格・経験等を考慮して決められることとなり、行政職俸給表(一)が適用され、俸給の調整額が支給されます。