法務教官の資格

法務教官になるための必須資格

法務教官になるための必須資格は、採用試験に合格することです。法務教官は法務省専門職員であり、独自の採用試験が行われています。

具体的には、法務省専門職員(人間科学)採用試験を受験し、合格しなければなりません。また、試験に受かっただけでは即採用されるわけではなく、さらに希望管区に面接を申し込み、そこで内定が得られてはじめて配属されることになります。

そのほかに求められる必須の資格はありませんが、持っていると仕事上役に立つ資格がいくつかあります。

語学を習得しよう

まず、語学の習得が役に立つことが多いと言われています。最近では日本人の少年だけではなく、外国人の少年による犯罪も増えてきており、中には日本語での日常会話もままならない少年もいます。

中でもブラジル出身の少年などは、公用語のポルトガル語しか満足に話すことができない場合もあり、こういった少年らの応接にはポルトガル語の習得が多いに役に立つようです。

大学の学部で第2外国語の履修選択の際に、こういった語学を選ぶのも1つの方法ですし、もちろん自主的に語学の習得に励むのも良いでしょう。

臨床心理士

法務教官は心理系の公務員で、少年の犯罪の原因を見極め、適切な指導に当たります。

実際に少年の心理判定に当たるのは法務技官ですが、法務教官は技官とのカンファレンス等を通じて指導計画を立てますので、少年心理に精通していると仕事上大いに役立ちます。

このような意味で、臨床心理士の資格を持っていれば、法務教官の業務上、よりよい指導ができるといえるでしょう。必須資格ではありませんが、持っていればベターといえます。

自動車運転免許

法務教官の仕事は少年院や少年鑑別所での勤務になりますので、外部へ車で赴くことはあまりありません。また、少年院に隣接している宿舎に居住する場合が多く、車で通勤することもあまり多くはありません。

ですが、どの仕事でも言えることですが、自動車運転免許の取得をおすすめします。少年院での勤務の場合、少年に職業訓練の一環で指導する場合がありますので、その意味で自分で取得しておくと好ましいと言えます。

特に、工事現場などで通用する大型自動車の免許があると役に立つことがあるようです。