法務教官になるには

法務教官を目指す人のためのおすすめの学部

法務教官は年齢以外に受験者の制限がないので、学歴問わず受験することが可能です。実際に中卒や高卒で活躍する法務教官も多くいます。

ただし、試験のレベルが大卒程度となっていますので、そのぶん人一倍勉強をしなければなりません。

大卒の場合は、さまざまな学部・学科出身者がいます。この学部でなければ合格は難しい、という特定の学部があるわけではありませんが、実際に法務教官として働く上で、持っておくと役立つ知識・素養があります。

法務教官は、非行少年の心と向き合い、その原因や背景を探るのが仕事です。ですから、少年心理や犯罪心理について理解していることが求められます。

このような意味では、心理系の学部・学科に進むのも有効といえるでしょう。また、法務教官は少年に矯正指導・資格取得のための指導など、教員のような業務も行います。このため、教育系の学部・学科に進むのも良いかもしれません。

ただし、いずれの進路に進んだとしても、法務教官としての素養は研修や実際の現場で身につくものですから、初めからあまり難しく考える必要はありません。採用試験合格に向けて、広く確実に勉強すれば、おのずとゴールは見えてくるはずです。

法務教官を目指す人のためのおすすめの資格

法務教官採用試験を受けるために、特定の資格は必要ありません。ですが、実際に法務教官として働く上で、たとえば臨床心理士や、英語・ポルトガル語などの語学の資格を持っておくと役立つことがあります。

仕事の幅を広げたい、もっと意欲的に仕事をしてみたいという人は、受験前に少しでも触れておくとよいかもしれません。

採用試験を突破する

法務教官になるためには、法務省専門職員(人間科学)採用試験の法務教官区分を受験し、合格する必要があります。

この採用試験は、受験する年の4月1日に21歳以上29歳未満の者であれば、誰でも受験することができます。また、21歳未満の者でも大学卒業見込者等は受験が可能です。

さらに、29歳以上の者でも40歳未満の者であれば、社会人枠での採用もあります。男子はA区分、女子はB区分と分かれていますが、試験の内容は同じです。受験科目は、1次試験では筆記試験、2次試験では人物試験と身体検査等があります。

1次試験に合格した者だけが2次試験の面接に臨み、最終合格した者が法務教官採用名簿に載ることとなります。採用名簿は得点の高い者順に並んでおり、有効期限は1年間です。

法務教官採用試験の難易度、合格率

内定を勝ち取る

法務教官名簿に載った者がすべて即時に採用されるとは限りません。最終合格した後は、採用内定を受ける必要があります。採用内定を受けるには、自分の希望管区へ葉書を送り、管区面接にパスする必要があります。

管区面接の前に、施設見学に申し込む人もいるようです。実際にその施設を見学し、自分が勤務する際のイメージを持って面接に臨むと良いでしょう。試験に対するモチベーションもあがりますし、施設の職員と顔見知りになれるのも心強いかもしれません。

希望管区については、特にない場合は全国の管区へ面接を申し込むことも可能です。いったん採用されると原則としてその管区内での異動が中心となりますが、他の管区から異動するケースも稀にあるようです。