法務教官採用試験の難易度・合格率・倍率

法務教官採用試験・合格率

法務教官採用試験の難易度

法務教官採用試験は、1次試験、2次試験(人物試験・身体検査等)があります。

1次試験の多肢選択式問題には、基礎能力試験として一般教養等、専門試験として心理学・教育学・社会学等の分野から出題されます。また筆記の論文試験として、これらの専門試験の分野の中から1つを選択して論述することとなります。

これらの試験の難易度は、大学卒業程度で、大卒程度の国家公務員一般職試験と同じくらいといわれています。試験対策として多くの人が予備校等を利用しているようですが、公務員対策のテキスト等を利用して独学でチャレンジすることももちろん可能です。

法務教官は採用枠も少なく、比較的マイナーな職業であることから、試験自体の情報収集が難しく、その意味で予備校を利用する人も多いようです。

法務教官採用試験の合格率

法務教官採用試験の実施状況については、毎年法務省のHPで公表されています。

平成25年度の試験実施状況は、男子の申込者数1,098名に対し、1次試験合格者数は246名、最終合格者数は132名でした。競争倍率はおよそ8.3倍です。

一方、女子の申込者数394名に対し、1次試験合格者数は80名、最終合格者数は48名でした。競争倍率はおよそ8.2倍です。

また、社会人区分の男子は申込者数202名に対し、1次試験合格者数は47名、最終合格者数は24名でしたから、競争倍率はおよそ8.4倍です。

一方、社会人の女子は申込者数59名に対し、1次試験合格者数は9名、最終合格者数は5名でしたので、競争倍率はおよそ11.8倍です。

ただし、この数字はあくまで申込者数ベースですので、受け控えた人や、併願していた他の公務員試験を受けた人も含まれていますから、実際の倍率はやや下がるかもしれません。

法務教官はもともと採用人数が少ないため、非常に狭き門だといえるでしょう。

特に女性法務教官は、配属先の少年院が全国で9か所と少ないことからも、今後採用枠が飛躍的に増えるとは限りませんので、今後も同程度の厳しい倍率が続くことが予想されます。

法務省専門職員(人間科学)採用試験申込者数の推移

法務省専門職員(人間科学)採用試験の申込者数は、2,500人前後で推移しています。平成27年の申込者数は2,346人でした。

法務省専門職員(人間科学)採用試験申込者数の推移_27_2

法務省専門職員(人間科学)採用試験合格倍率の推移

法務省専門職員(人間科学)採用試験の合格倍率は低下傾向にあります。平成27年の合格倍率は5.8倍でした。

法務省専門職員(人間科学)採用試験合格倍率の推移_27_2

平成26年法務教官採用試験の結果

試験の区分  申込者数   最終合格者数  合格倍率
矯正心理専門職A(男子) 152 31 4.9
矯正心理専門職B(女子) 214 20 10.7
法務教官A(男子) 1,076 141 7.6
法務教官B(女子) 339 62 5.5
法務教官A(社会人)(男子) 173 20 8.7
法務教官B(社会人)(女子) 49 8 6.1
保護観察官 402 68 5.9
2,405 350 6.9

平成25年法務教官採用試験の結果

試験の区分  申込者数  最終合格者数  合格倍率 
矯正心理専門職A(男子) 147 35 4.2
矯正心理専門職B(女子) 214 23 9.3
法務教官A(男子) 1,098 132 8.3
法務教官B(女子) 394 48 8.2
法務教官A(社会人)(男子) 202 24 8.4
法務教官B(社会人)(女子) 59 5 11.8
保護観察官 418 77 5.4
2,532 344 7.4

平成24年法務教官採用試験の結果

試験の区分  申込者数   最終合格者数  合格倍率
矯正心理専門職A(男性) 123 21 5.9
矯正心理専門職B(女性) 165 13 12.7
法務教官A(男性) 1,066 151 7.1
法務教官B(女性) 398 44 9.0
法務教官A(社会人)(男性) 177 19 9.3
法務教官B(社会人)(女性) 45 8 5.6
保護観察官 405 45 9.0
2,379 301 7.9

平成28年 法務省専門職員(人間科学)採用試験の概要

試験日 ・第1次試験:平成28年5月29日(日)
・第2次試験:平成28年7月12日(火)~7月14日(木)
試験地

第1次試験

札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、高松市、福岡市、那覇市

第2次試験

札幌市、仙台市、さいたま市、名古屋市、堺市、広島市、高松市、福岡市、那覇市

受験資格

1矯正心理専門職A及び矯正心理専門職B

(1) 昭和61年4月2日~平成7年4月1日生まれの者
(2) 平成7年4月2日以降生まれの者で次に掲げるもの
ア大学を卒業した者及び平成29年3月までに大学を卒業する見込みの者
イ人事院がアに掲げる者と同等の資格があると認める者
(3) (1)又は(2)に該当する者のうち、矯正心理専門職Aは男子、矯正心理専門職Bは女子に限る。

2法務教官A及び法務教官B

(1) 昭和61年4月2日~平成7年4月1日生まれの者
(2) 平成7年4月2日以降生まれの者で次に掲げるもの
ア大学を卒業した者及び平成29年3月までに大学を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者
イ短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び平成29年3月までに短期大学又は高等専門学校を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者
(3) (1)又は(2)に該当する者のうち、法務教官Aは男子、法務教官Bは女子に限る。

3法務教官A(社会人)及び法務教官B(社会人)

(1)昭和51年4月2日~昭和61年4月1日生まれの者
(2)(1)に該当する者のうち、法務教官A(社会人)は男子、法務教官B(社会人)は女子に限る。

4保護観察官

(1) 昭和61年4月2日~平成7年4月1日生まれの者
(2) 平成7年4月2日以降生まれの者で次に掲げるもの
ア大学を卒業した者及び平成28年3月までに大学を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者
イ短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び平成29年3月までに短期大学又は高等専門学校を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者

試験科目

第1次試験

・基礎能力試験(多肢選択式)
・専門試験 (多肢選択式)
・専門試験 (記述式)

第2次試験

・人物試験
・身体検査(保護観察官区分を除く)
・身体測定(保護観察官区分を除く)

最終合格者数 405人(平成27年度)
合格倍率 5.8倍(平成27年度)
合格発表 ・第1次試験:平成27年6月30日
・第2次試験:平成27年8月25日
採用予定数 矯正心理専門職A 約10名
矯正心理専門職B 約 5名
法務教官A 約90名
法務教官A(社会人) 約10名
法務教官B 約20名
法務教官B(社会人) 若干名
保護観察官 約30名
詳細情報 法務省 法務省専門職員(人間科学)採用試験