法務の仕事、業務内容

事業の展開や取引をサポート

企業が事業を展開する上では、この国のルールともいえる法律を守ることが大切です。

特定の分野の事業を立ち上げる際には公的な機関への届け出や許可が必要になりますし、取引先と契約をする際には「売買契約」や「業務委託契約」などを結んで取引の内容を明確にする作業が欠かせません。

また、特定の商品に対する特許を取得したり著作権を主張したりすることで利益を守ることができます。

このような事業の展開や取引を法律という面から支えているのが、法律のプロフェッショナルである法務のスタッフなのです。

裁判や交渉をサポート

多くの企業にとって避けられないのが、消費者や取引先とのトラブルです。

よくあるのは「商品を購入した消費者がクレームをつけてきた」「取引先が契約の内容を変更しようとしている」というようなケースです。

話し合いによって解決できる場合はよいのですが、収拾がつかなくなって訴訟に持ち込まれることもあります。

こうした際に、法律の知識を用いて企業を守るために弁護士と連携をとりながら戦うのも法務の仕事です。

コンプライアンス強化をサポート

最近では、メディアを通して「コンプライアンス」という言葉をよく耳にするという人も多いのではないでしょうか。

「コンプライアンス」というのは日本語で「法令遵守」という意味で、企業で働く人たちが法律や企業倫理を遵守することを意味します。

企業はただ単に利益を追求すれば良いというわけではなく、社会の一員として責任を持った行動をすることが求められているのです。

これは、食品メーカーが消費期限切れを隠して食材を販売する、教育に携わる企業が顧客名簿を業者に売る、テレビ局がインタビューを捏造したドキュメンタリー番組を放送する、というような不祥事が次々と明らかになる現代社会において、非常に重要な課題です。

このコンプライアンスを強化するために、社員に対する研修や法律に関する相談を請け負う窓口を設置して対応するのも、法務における重要な仕事とされています。

仕事体験談