【2023年版】JTA公認翻訳専門職資格試験とは? 難易度はどれくらい?

JTA公認翻訳専門職資格試験とは

業界で有名な民間検定試験

翻訳の資格のひとつとして、「社団法人日本翻訳協会(Japan Translation Association:以下JTA)」が実施する「JTA公認翻訳専門職資格試験」があります。

1986年に設立されたJTAは、日本国内における翻訳業の振興と職能を通じた社会への貢献を目指す団体で、JTA公認翻訳専門職資格試験は、かつて厚生労働省職業安定局の管轄下にあった協会が実施する民間資格です。

試験は年に4回実施され、英語または中国語を選択できます。

翻訳スキルのほかに翻訳ビジネスやマネジメント能力等も問われ、ビジネスと翻訳者の関係を意識した試験内容となっています。

言語運用能力と翻訳表現技術、文化背景知識と異文化理解力、専門知識と実務能力、IT運用力とサーチ力、マネジメント能力と職業倫理の5つの能力を図る試験です。

本試験への合格後は、2次審査(翻訳経験2年以上の実績審査)を経て、「JTA公認翻訳専門職」に認定されます。

翻訳者になるには

受験制限はなし

JTA公認翻訳専門職資格試験は、受験すること自体に制限はありません。

取得認定を受けるためには2年以上の実務経験が求められますが、翻訳技能を証明する目的でまずは試験合格を目指す受験者も数多く存在します。

しかし、JTA公認翻訳専門職資格試験はTOEICを超える難易度と信頼性を持つ資格といわれます。

設問の専門性が高く、時間制限もシビアなので、初心者が簡単に合格できる試験ではありません。

なお、最近ではインターネットによる在宅試験制が採られています。

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JTA公認翻訳専門職資格試験の難易度・勉強時間

JTA公認翻訳専門職資格試験に合格するためには、語学力を徹底的に鍛える必要があります。

スクールの対策講座を活用するか、市販の関連対策本を使って勉強を重ねましょう。

JTA公認翻訳専門職資格試験は、「言語運用能力と翻訳表現技術」「文化背景知識と異文化理解力」「専門知識と実務能力」「IT運用力とサーチ力」「マネジメント能力と職業倫理」の5つの能力を総合的に図る試験となっています。

80%以上の正答率が求められることからも、非常に難しい部類の試験となっています。

一朝一夕や短期集中の詰め込みではなく、コツコツと積み上げていく勉強と対策が必要です。

JTA公認翻訳専門職資格試験の合格率

JTA公認翻訳専門職資格試験に関して、全体受験者数に対する合格率は公開されていませんが、全問中「80%以上の正答率」で合格となります。

また、4科目全てに合格(2級以上取得)することが必要とされており、さらに、2次審査(翻訳経験2年以上の実績審査)に合格することで「JTA 公認翻訳専門職(Certified Professional Translator)」と認定される流れになっています。

科目合格の有効期限は5年間です。

科目ごとの合否判定ならびにグレードは7月中旬ころにメールにて通知されます。(2023年時点)

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第59回 JTA公認翻訳専門職資格試験の概要

試験日 2023年6月3日(土)
申込締切 2023年5月30日(火)
試験地 インターネットによる在宅試験
受験資格 国籍、性別、年齢を問わず
試験科目

英語部門(日英/英日)

1)翻訳文法技能試験 10:00~11:30
2)翻訳IT技能試験 (英・中共通) 12:30~13:30
3)翻訳マネジメント技能試験 (英・中共通) 13:45~14:15
4)翻訳専門技能試験 *①JTA公認 出版翻訳能力検定試験又は②JTA公認 ビジネス翻訳能力検定試験の1分野の受験
 

中国語部門(日中/中日)

1)-1 中日翻訳文法技能試験  10:00~11:00
1)-2 日中翻訳文法技能試験  11:10~12:10
2)翻訳IT技能試験 (英・中共通) 12:30~13:30
3)翻訳マネジメント技能試験(英・中共通) 13:45~14:15
4)翻訳専門技能試験 *③JTA公認 中国語翻訳能力検定試験の1分野の試験
※中国語の試験は大陸の「普通語(北京語)」を標準とし、文字は簡体字としています。
 受験者の解答に関しては簡体字及び繁体字の解答を認めます。

合否判定 1. 4科目全てに合格(2級以上取得)
2.2次審査(翻訳経験2年以上の実績審査)に合格
上記 「JTA 公認翻訳専門職(Certified Professional Translator)」と認定します。5年間有効 認定料:¥31,000
合格発表 科目ごとの合否判定ならびにグレードは 2023年7月中旬ごろにメールにて通知
詳細情報 社団法人JTA公認 翻訳専門職資格試験