ホームヘルパーの職業病

腰痛になる人が多い

ホームヘルパーや介護の仕事の職業病で一番にあげられるのが腰痛です。

たとえば、ベッドから車いすへの移乗や入浴介護、ベッド上でのおむつ交換や体位変換のとき、足腰が弱っていてホームヘルパーの支えなしでは立ち上がれない場合には、ホームヘルパーが最大限に利用者に接近して、利用者の方の動作援助を行います。

その際、もともと腰痛を持っているホームヘルパーであればなおさら、腰ベルトやコルセットをして腰痛予防となるように対策を事前に取る必要があります。

無理をしないことが大切

よく、新人のホームヘルパーにありがちなことですが、自分よりも身体の小さな利用者の方であれば、自分ひとりで抱きかかえてベッドから車イスへ移動できると簡単に思うふしがあります。

これは、とても危険な行為です。利用者、そして介護者側のホームヘルパー双方にとって、安全な介護とはいえません。

利用者を安全に不安なく、その方の残された機能を使って自立援助につながるような介護が大事なのです。

しかし、それは頭では分かっていても、いざ、介護の現場で仕事をしていると、ホームヘルパーの仕事は、たいてい一人で利用者宅に行ってサービスを行うので、他のホームヘルパーたちと共同作業ができるとは限りません。

ついつい、一人で無理をして抱きかかえるような介護をしたり、中腰姿勢で長時間作業するなど、無理な介護を行うことで、身体に負担をかけてしまうことがあります。

厚生労働省が介護職の腰痛予防対策

新人のホームヘルパーで、腰痛経験がない人で、まだ介護の技術が不足しているとき、上手くボディメカ二クスを駆使した介護が分からず、腰痛を起こしてしまう可能性が高いようです。

介護職の離職理由として、腰痛はトップの課題です。国もようやく介護職の腰痛予防について真剣になってきました。

厚生労働省より、平成25年6月18日「職場における腰痛予防対策指針」の改正が公表されました。

職場で、リフトなどの福祉機器などを積極低に活用して、介護や看護を行う人の腰痛を予防することを取り組もうとする内容です。

腰痛は介護の仕事の職業病といわれるほど、深刻な問題でもあるので、ホームヘルパーは日常生活の中で、腰痛予防について悩みながらも、職場を離れた日々の生活の中で、リフレッシュできるように気をつけて仕事をしています。

仕事体験談