介護職員初任者研修の実習でやること

介護職員初任者研修のカリキュラムは、大きく分けて「座学」と「演習」の2つの要素で成り立っています。

ここでは、そのうち演習で学ぶこと、身につくスキルについて紹介します。

介護職員初任者研修のカリキュラムと演習

介護職員初任者研修は、以下の科目で構成されています。

1.職務の理解
2.介護における尊厳の保持・自立支援
3.介護の基本
4.介護・福祉サービスの理解と医療の連携
5.介護におけるコミュニケーション技術
6.老化の理解
7.認知症の理解
8.障害の理解
9.こころとからだのしくみと生活支援技術
10.振り返り

これらの内容を通じて、介護職とは何かということから、介護の基本、そして認知症や老化といった医学的な基礎知識、障害への理解を深めていきますが、上記のうち、演習としてとくに時間をかけて行われるのが「9.こころとからだのしくみと生活支援技術」となります。

カリキュラム全130時間のうち、演習としては約90時間行われます。

演習で行うこと

演習では、実際に介護サービスを提供する際に必要とされる技術を学んでいきます。

たとえば車いすの介助、食事や入浴の介助、排泄の介助、おむつ交換、衣服の着脱、そして調理や洗濯といった家事援助などについて、実際にベッドや車いすを用いながら介護技術を身につけます。

演習期間中は、講師から実技指導を受け、受講生同士が協力しながら身体を動かして技術を学ぶことになります。

介護職員初任者研修は、一部通信講座を利用して学ぶことができますが、この演習に関してはスクーリングで学ぶ必要があります。

ホームヘルパー2級における実習との変更点

介護職員初任者研修ができる以前の資格として「ホームヘルパー2級」がありました。

ホームヘルパー2級を取得するための過程も、介護職員初任者研修と同様に全130時間のカリキュラムとなっており、そのなかでは実習を通じて介護技術を身につけることができました。

しかし、現行の介護職員初任者研修とホームヘルパー2級には若干の違いがあり、ホームヘルパー2級のカリキュラムが「講義・演習・実習(30時間)」という内容で実施されていたのに対し、介護職員初任者研修では「講義および演習」で実施することとなっています。

現在、「実習」については必要に応じて行うという定めになっており、かつてあった介護施設実習や在宅訪問介護実習は行われないケースが一般的となっています。
※ただし、講座や都道府県によってはカリキュラムに含まれていることもあります。

カリキュラムの内容についても変更があり、以前は在宅への訪問介護を基本とした内容でしたが、介護職員初任者研修では、在宅・施設で働くうえで必要となる基本的な知識・技術を修得するためのものとなっています。

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