保健師の給料・年収

保健師には企業や行政機関、病院などさまざまな活躍の場があります。

全体的には年収400万円〜600万円程度で収まる人が多いようですが、年齢やキャリアはもちろん、勤務先によってもだいぶ異なるといえるでしょう。

給料の額を一概にはいうことは難しいですが、ここでは「病院に勤務する保健師」と「保健所や市町村職員として勤務する保健師」を例に挙げて給料について紹介します。

保健所及び市町村職員として勤務する保健師

保健所や市町村職員として勤務する保健師は、地方公務員として働くため、給料も公務員の俸給表が適用されます。

ただし、「保健師」としての資格があることから「医療職俸給表(三)」に該当した給与が支給されるケースもあれば、いわゆる一般的な事務を行う公務員と同様「行政職(事務職)」とみなされるケースもあり、自治体によって事情は異なるようです。

勤務時間外に救急業務に従事したときには、特殊勤務手当として「救急呼出手当」が支給されます。

公務員の保健師は基本的に夜勤がないため、それほど高い給料にはならないかもしれませんが、給料よりも安定した雇用が魅力といえます。

保健師(医療職俸給表(三))の平均給与
・平均年齢:46.7歳
・平均月給:346,447円

出典:厚生労働省「平成27年 国家公務員給与等実態調査」

病院に勤務する保健師

病院に勤務する保健師の場合、夜勤をするのか、しないのかによって給料は大きく違います。

夜勤が入る場合、夜勤手当がつくことから給料は高くなる傾向にあります。

たとえば、看護師が夜勤をせず日勤(昼間の仕事)だけをした場合、給料は20万円前後で、基本給は同年齢の一般的な事務職よりも高く設定されています。

ただし、この基本給が仕事量に見合うかは意見が分かれるところです。保健師の場合は「看護師+保健師の資格」を持っているため、基本給は看護師よりも高くなるのが普通です。

検診センターを持ち合わせた病院で、健康指導など保健師としての資格のみを生かした仕事には夜勤はないため、手取りは一般職よりやや良い程度です。

夜勤を行う仕事は給料が高くなりますが、仕事内容は看護師と同じになり、ハードな仕事と感じるかもしれません。

保健師の待遇

保健師に対する待遇も、勤務場所(病院、保健所、企業など)によって違いますが、共通していえるのは、正職員として働く場合は、有給休暇やボーナス、退職金など、事業所の規定に応じた保障が受けられるということです。

たとえば、病院は慢性的な人手不足を解消し、スタッフの定職率を高めるためにマンションの借り上げを行い、スタッフに住む所を提供していることもよくあります。

働く人にとっては住居費の負担が大幅に軽減され、働きやすい環境といえるでしょう。

また、保健所など自治体勤務の場合は、地方公務員としての福利厚生や老後の保障などが得られます。

企業に勤める場合、保健師は会社という組織の一員ですから、保障も他の社員と同じように受けることができます。

こうした内容を参考にしながら、保健師の資格をどのように生かして仕事がしたいかを考えていくとよいでしょう。

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