保健師の求人、採用募集状況

求人数が少ない

地域で、企業で、そして学校で、多くの人々の健康を維持するために必要とされる保健師ですが、その採用状況はけっしてよいとはいえません。

その一番の理由は、各自治体や企業の求人数が少ないことがあげられます。

たとえば、看護師の場合、入院患者7人に対し、看護師が1人の割合で配置されるのが理想的とされています。

つまり、50人の入院患者がいる場合、夜勤や休みのスタッフも考慮すると、一病棟に20人以上の看護師が雇用されていることになります。

しかし、保健師の働く職場では、対象となる人数は多いのに、それを担当する保健師は数名である場合がほとんどです。

わかりやすい例としては、養護教諭です。学校によっては、数百人にもの児童、生徒がいながら、そこに働く養護教諭はたった一人です。

このように、保健師の仕事は、働く職場の数ではなく、そこで働く保健師の数が多くないことが、採用を狭き門にしています。

離職者が少ない

保健師は、離職者が少ない仕事です。

同じ医療職でも、看護師は離職率が大変高い仕事ですが、保健師は、看護師のように夜勤がないので、結婚、出産後も働きやすく、自治体に就職すれば、公務員として安定した待遇が受けられます。

そのため、一度雇用されると、多くの保健師が長きに渡りそこに勤務します。これは、雇用する側にとっても、経験豊かな保健師がいてくれとてもありがたいことです。

もちろん、まったく離職者がいないわけではなく、それぞれの理由で職を離れる人もおり、その場合、欠員補充ということで、新しい人材が求められます。

パート、または派遣保健師として働く

正職員としての採用は、決して多くない保健師の就職ですが、パートや派遣保健師として働く方法があります。

保健師の仕事は、年間を通じて忙しい時期と、そうでない時期があります。

たとえば、新年度は、学校や企業での健康診断、健康指導が一斉に行われる時期なので忙しいでしょう。そのような時に、臨時で保健師を募集する場合があります。

また、産休の保健師の代わりとしての人材が求められることもあります。保健師の仕事は、少人数で行わなくてはいけないことがほとんどなので「経験」が求められます。

たとえば、新卒の保健師では、経験値が不足しており、即戦力にならず、採用を見送られることも少なくありません。

そのような時は、ガッカリせずに、積極的にパートや派遣保健師として活動することで、先輩保健師のもとで経験を積むことができます。

同時に勤務先の様子を知ることができますし、雇用主に自分の仕事振りをアピールするチャンスにもなります。

介護施設に勤務する。

これまで、保健師の就職先は、自治体、企業、学校がほとんどでしたが、これからは「介護センター」での活躍も期待されています。

介護施設では、入所者の健康管理、看護、リハビリなどの療養プランの作成、入所者及び家族の健康相談・健康指導、医療機関との連携など、保健師に求められる役割ははかり知れません。

以上、少し採用が難しいように感じますが、それだけ一度職に就いたら働きやすい環境であるともいえます。

求人をまめにチェックする、従来の保健師の勤務先以外でも保健師を必要としている所を探すなど「情報」を得ることが保健師として働くためには大切だといえるでしょう。

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