保健師の1日

保健師の一日保健師の仕事は、勤務先によって違います。また、同じ仕事でも日によって違います。ここではその一例として、保健所に勤める保健師のある1日を見てみましょう。

午前中の仕事

8時 出勤

出勤:保健所の開庁時刻は8時30分ですが、30分前には出勤し、物品の準備や、メール、留守番電話のチェックを行います。

8時15分 朝礼

今日の保健師としての仕事内容の確認、及び他の部署の予定の確認。

8時30分 開庁

午前中に、乳幼児訪問と、高齢者の自宅介護を行っている家庭を訪問するので、その準備と、空いている時間に、前日行った市民健康診断の結果をまとめ、再検査が必要な方々に連絡をします。

乳幼児訪問

先月、赤ちゃんを産んだばかりのお宅を訪問。赤ちゃんの成長の様子を観察すると共に、産後のお母さんの健康状態を見ます。

また、授乳やおむつ交換など、日々の赤ちゃんのお世話で困ったことはないか、お母さんの1人の負担になっていないかなど、「育児」に関する広い視野から相談に乗ります。

自宅介護を行っている家庭を訪問

高齢者の方の健康状態の把握と、介護する家族の相談に乗ります。

高齢者の方の状態によっては、自宅介護の続行が難しくなっている場合もあるので、状況に合わせて、介護施設を紹介します。

また、保険が適応できるサービスなど、経済的負担を減らすための情報提供を行います。

午後からの仕事

一歳半検診

地域に住む1歳半の乳幼児の集団検診です。

身長、体重という身体的な成長の他に、言葉の発達、指先や身体の運動能力の発達など、さまざまな角度から、乳幼児の発達の様子を捉え、異常の早期発見に努めます。

検診は、小児科医のほかに、歯科医、栄養士など、他の職種の方も一緒に行います。

保健師は、乳幼児に対する保健指導や育児相談はもちろんですが、たくさんの親子に対して、いくつもの検査が順調に行われるように、会場の準備、受付、案内など、コーディネイターとしての役割も求められます。

また、検診に訪れる親御さんにとって成長はとても気がかりなことなので、保健師の何気ない言葉もナーバスに受け止めてしまうことがよくあります。

ですから、親御さんの不安を増長しないような対応を心がける必要があります。

検診後

検診後は、データを収集し、医療機関に受診したほうがよい子ども、継続的に観察が必要な子どもなどをピックアップします。

中には、即日結果がわからないものもあるので、それらに関しては、後日チェックします。

検診は午後の大部分の時間を占めますが、残った時間で、明日訪問する家庭の確認や、保健所内の他の部署との業務の調整を行います。

この他、予防接種の集団接種を行う日、成人病検診を行う日など、保健所で働く保健師の一日は、その日の予定によって大きく変わります。

しかし、多くの対象者を相手に、スムースに業務を行うためには、事前の準備と、その後のデータ管理がとても大切だということは共通しています。

仕事体験談