何年保育士をやっても悩むこと(体験談)

時代に合った保育を

保育士という仕事を続け年数や経験を重ねていけば、子どもたちと接する上でのやり方も覚え、悩むことなくスムーズに子どもたちと関わっていくことができるのかといえば、そうでもありません。

何年も保育士をしていますが、いまだに悩むことは多くあります。時代とともに、子どもも親も変わっていきます。

最近は、携帯やネットが浸透していることなどにより、以前よりも目が合わない子が増えて来ました。この問題ひとつを取っても、時代に沿って保育は変えていかなければいけないのです。

経験を重ねてわかること

今向き合っている子にどういった言葉を掛け、対応をしていけばいいのかは、いつも考えます。

ただ、保育士になりたてのころと違うところは、経験を重ねた分、悩み過ぎなくなるという点です。

自分が真っ直ぐ真摯に子どもたちと向き合えば、子どもは必ずいい反応を返してくれます。

たとえ叱ることがあっても、子どもがきちんと意味を理解し、そのあとに充分遊んでいけば、必ず自分を好きになってもらえます。

年数と経験を重ねた分、そういうことが頭でなく肌でわかって来ているので、たとえ悩んだとしてもそれを自分のステップアップだと思って受け止めることができるようになって来るのです。

子どもの個性は豊かでさまざまです。

一人ひとりの個性を大切にし、受け止め、保育士自身も子どもたちに受け止めてもらえるような保育士になるためには、たくさん悩んで、たくさん考えて、たくさんの答えを子どもたちに見せてもらう経験が必要なのかもしれません。