秘書を目指す人へのメッセージ(体験談)

執筆者:haru 女性 44歳 経験年数:7年

「秘書」という響き

職業を聞かれて「秘書です。」そう答える自分を想像するとちょっと気恥ずかしいけどやっぱりどこか誇らしい気持ちになります。

ハリウッド映画でも「アイアンマン」の秘書ペッパー、「プラダを着た悪魔」の秘書アンドレア美人でスタイルが良くて…世の中の人はきっと「秘書はみんなあんな感じ」と思っているに違いありません。

実は全然そんなことはないのですが若いころの私も憧れました。

1990年代には大学にも「秘書科」や「秘書コース」なんてのもありました。

しかし、秘書としての求人は地方都市ということもあり就職活動中は皆無でした。

日本の企業における「秘書」の仕事は

大手企業の地方支店に就職したときには庶務の仕事の中に秘書的な業務が混じっていました。

周りには同じような境遇の子はいましたが、秘書としての専門職を行っている人はおらず、職業を聞かれても私と同様「事務職」と答えていました。

現在は「個人秘書」として雇われていますが、正社員ではなく契約社員として1年更新の働き方です。

「秘書検定」を取れば秘書になれる?

実務技能検定協会が行っている「秘書検定」、これを持っていれば秘書になれるというわけではありません。私も学生時代に2級まで取得しました。

「それでは必要はないか?」と聞かれたら、私なら「取っておいた方がいいよ」と答えます。

秘書検定は秘書としてどのように上司をサポートするのかという心構え的な問題も出ますが、企業で働く上のビジネスマナー、文書作成の基本、ファイリングに加え来客者に対するマナーなども出題されます。

シチュエーションごとの上座の順番などは、どのような職業に就くにせよ知っておいたほうがいいですよね。

また、日常生活の中でもきちんとしたマナーを持った人は好印象を持たれます。

そういったことを幅広く知識として習得できる秘書検定の勉強はやって損はないのです。

秘書に近い職種

求人票に「秘書」という職種が出ることは少ないですがそれに近い仕事を望むのであれば事務職の中でも総務、庶務が秘書に近いお仕事ができる可能性があります。

また、庶務、総務の仕事の中で実直に頑張っていればおのずと上司からの信頼も得られ、上司から直接頼まれる場面も出てきます。

まさにそれが秘書的なお仕事なので、丁寧に業務にあたりましょう。

ごく稀に「大学教授秘書」などの個人秘書の求人も出ますが、事務職や庶務などの経験のない方がいきなり個人秘書になるのはあまりお勧めできません。

上司となる方との距離の取り方や職務の範囲もあいまいになりがちな個人秘書は断るべき仕事をそのまま受けてしまったり、自己判断で上司との距離を見誤り信頼関係をうまく築けない可能性があるからです。

冒頭にご紹介した映画の中の秘書ですが、どちらも実際の日本の秘書像とはちょっと違います。

でも、やりがいはありますし、あこがれの職に就けている自分は幸せだと思います。

目標としていらっしゃるなら、ぜひ諦めずにがんばってください。

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