編集者の仕事のつらいこと、苦労、大変さ (体験談)

締切は絶対厳守

編集者に苦労はつきものです。連日連夜終電で帰る日が続いたり、そのまま会社で寝泊まる日が何日も続いたりします。

大抵の出版社や編集プロダクションには仮眠室があり、簡素なソファーが置いてあって、そこで寝ます。来る日も来る日も締切に追われて、特に締め切りの一週間前からは業務にも熱が加わり、編集長は何かといらだっては怒鳴り散らしたりしてきます。

編集者にとって締切に間に合わないということは、イコール雑誌に穴があくということになります。ページを減らすわけにもいかず、代理の穴もきかないことだって多々あります。自分が担当するページが間に合わなければ、他の編集者にも迷惑がかかりますので、全員死に物狂いで締切に間に合わせようとしています。

自分で責任を負う

例えば外部に委託したライターが何かの都合で途中で記事の執筆を放棄してしまう場合があります。その場合、他のライターに経費をかけて依頼するか、自分で書かなくてはなりません。

そうなると、自分の普段の業務の上にさらに別の業務が乗っかってきます。どんな優れた編集者といえども、時間が多く貰えるわけでもありません。いかに効率の良い編集者や、仕事のスピードが速い編集者だとしても出来る業務量には限りがあります。

しかし、編集長に相談をしたとしても「じゃあどうするの?」と返されるだけです。外部を雇ったという責任は自分にあります。

苦労があるからやりがいがある

そのような気苦労を抱えながら編集者は日々業務を行っています。そして、やっとこさ締め切りに間に合ったとしても、待っているのは次の企画です。

企画会議で案を持ち上げて自分をアピールしつつ、それにかかる予算取りをしないといけません。また、取材にかかった費用を経理に回す作業や、フリーランスへの報酬の支払いなども行わなければなりません。

しかしながら、これらの苦労の背中合わせにやりがいは存在します。やりがいがあるから苦労があり、苦労すればそれだけ終わったあとにやりがいを感じるはずです。

ようやく一段落した日に家に帰り、温かいご飯を食べて、お風呂にどっぷりと浸かる。これだって幸せではないでしょうか。編集者というのは普通のサラリーマンよりも正直言えば激務です。しかし、編集者にだけしか味わうことができないやりがいもまたあります。

そのやりがいというのは、日々のこうした苦労から生まれてくるものであり、そう思わなければ編集者の仕事はできません。

仕事体験談