花屋のやりがい

手をかけた分だけ美しく

花屋の使命は、花をより美しい状態でお客さんにお届けすること。農家が一生懸命育てた花を仕入れた後は、水遣りをしたり茎や葉をカットしたり空調管理をしたりして細やかな手入れを続けます。

茎のカットひとつでも、水の中で切るのか、切り口をお湯につけるのか、火で熱するのか…など、さまざまな手段があるため、それぞれの花の特性に合わせた最適なケアをすることが大切です。

こうした細やかなお手入れによって長く美しく花を咲かせることができるかどうかが、花屋の腕の見せ所です。

このような生花の手入れはとても大変な上に、開花のタイミングを見計らって商品にしなければいけないため、ときには休日を返上して状態を管理することもあります。

しかし、その甲斐あって最高の状態で売り出すことができたとき、大きな達成感を感じることができるのです。

手をかけた分だけ美しいものを届けることができるというのが、花屋の大きなやりがいとなっています。

大切な一日に寄り添って

花屋を訪れる人のなかには、特別な一日の演出のために花を買い求める人も多くいます。

母の日に、普段は言えない感謝の言葉を言うために花を買う人。
恋人の誕生日に、一世一代のプロポーズをするために花を買う人。
入院している友人のお見舞いに行くために花を買う人。
お盆に、ご先祖様のお墓に供えるために花を買う人…。

たくさんの人が、大切な想いを伝えるための大切な手段として花を選んでいるのです。

花屋で働いていると、そんな人たちの想いに触れる機会がたくさんあります。

ときには、「このような目的で花を買いに来たのですが、どんな花束が良いでしょうか?」と相談され、一緒に悩みながら、花の種類や色合い、ラッピングを考えることもあるのです。

お客さんの満足のいく花束を渡すことができ、「ありがとうございました!」「あなたのお花のおかげでいい一日になりました」という感謝の言葉をもらえたときは、花屋にとって最高に嬉しい瞬間です。