外資系航空会社のグランドスタッフ

日系か? 外資系か?

グランドスタッフを目指す場合、どの航空会社で働くかを考えていかなければなりません。

しかし、現在日本の大手2社(JAL、ANA)では自社でグランドスタッフの採用は行っておらず、グループ会社に旅客サービスおよびオペレーション業務を委託して、そちらでグランドスタッフの採用を実施しています。

また、地方の空港の場合は地元の観光会社などに就職してグランドスタッフとして働く人もいますが、そもそも「日系企業に勤めるか、それとも外資系に勤務するか」というところでも、グランドスタッフの働き方には大きな違いが出てきます。

では、両者の違いはどこにあるのでしょう?

大きな違いの一つは、教育体制です。

日系の場合、未経験者を契約社員やアルバイトで採用することもありますし、入社後にマナーや専門用語などの研修を受けながら、一人前のグランドスタッフになるためにステップアップすることができます。

一方、外資系の場合、即戦力として働けることが前提と考えられるケースが大半です。「マナーや専門知識は身に付けていて当たり前」といった感覚で、1から丁寧に指導してくれるようなことはあまりありません。

外資系の枠はあまり多くない

このように見ていくと日系のほうがずっと安心して働けそうな気がしますが、一概にそうとも言い切れないところもあります。

日系企業でグランドスタッフとして働く場合、基本的にシフト制で不規則な勤務形態となります。

朝5時ごろに出勤する日もあれば、昼過ぎに出勤して日付が変わる頃まで働くといった日もあり、体力的には楽ではありません。

また、ハードな仕事内容の割にお給料が高いとはいえず、正社員採用も多くないため、想像以上に不安定な生活を強いられる可能性もあります。

こういったことを理由に、グランドスタッフを早期に退職してしまう人もいるのです。

一方、外資系の場合は会社によってだいぶ異なりますが、日系よりも楽なシフトで働けるところや、給与を含む待遇がかなり良いところもあります。

ただし、就職するには高い語学力や対人コミュニケーション力が求められたり、日系よりも実力主義の面が強かったりするため、楽なことばかりではありません。

なお、外資系航空会社のグランドスタッフとして働く場合、本社あるいは旅客ハンドリング業務を扱うグループ会社での採用となります。

たとえば大韓航空の場合は、「韓進インターナショナルジャパン」というグランドサービスを行うグループ会社があり、同社にてグランドスタッフの採用を実施しています。

しかし、外資系航空会社であっても、会社によってはJALやANAのグループ会社にハンドリング業務を委託していることがあるため注意が必要です。

語学力などスキルに自信があればいきなり外資系を目指すことも不可能ではありません。

しかし、全体としてはまず日系でキャリアを積んだのち、より良い条件の職場を求めて外資系に転職するといった人が比較的多いようです。

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