プロゴルファーの年収はいくら? トッププロやティーチングプロの収入も解説

プロゴルファーの収入の仕組み

プロゴルファーの収入源は大きく分けて3種類です。

一つ目は「大会に出て得られた賞金」、二つ目は「ウェアやクラブ、ボールなどのスポンサーから得た収入」、そして三つ目は「テレビや雑誌などメディアへの出演料」となります。

そのほか、本を出版した場合は印税が入ったり、ゴルフスクールなどでのレッスン料などもあります。

収入の中でメインとなるのはやはり大会での成績によって得た賞金となります。

2019年の男子の賞金ランキングをみると75位のP.マークセン選手までが獲得賞金1000万円を超えています。

しかし、ツアーを回るための旅費や、大会へのエントリー料などを考えれば、600万円以上はかかります。

プロゴルファーとして、賞金だけで生活をするためには、賞金ランキングでも40位くらいでなければ難しいでしょう。

実力をつけてランキングをあげることができれば、スポンサーがついて、さらに収入は増加します。

プロとして、結果に加え人気があることも収入に大きく影響します。

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プロゴルファーの平均年収・収入

トップレベルではない平均的なプロゴルファーの年収はどの程度なのでしょうか。

予選なしで大会に出場できる、シード権は賞金ランキングの70位までに与えられます。

コンスタントに大会に出られるのがこのレベルの選手です。

2019年の賞金ランキング70位の選手の年間の賞金額は、男子約1200万円、女子約1400万円でした。

この数字だけをみれば、十分高額といえるかもしれませんが、大会に参加するための遠征費用をここからやりくりしなければいけないのです。

出場可能なすべての大会に参加した場合、それにかかる費用はだいたい600万円から700万円かかるそうです。

それを差し引くと、残るのは600万円から800万円となります。

トップレベルと比べると、やはり大きな差があります。

しかし、ツアーの予選をなかなか突破できないプロゴルファーも数多くいます。

予選を勝ち上がれなければ収入はゼロです。中には年間の獲得賞金がなし、という選手もいるのです。

トップクラスとそうでない選手との収入差が非常に大きい、厳しい世界といえるでしょう。

プロゴルファーのトップ選手の年収

ツアープロとしてゴルフの大会に出場し、コンスタントに上位入賞できる選手なら、高額の賞金を獲得できます。

2019年の実績では、賞金ランキング1位が約1億6千万円、10位が約6千7百万円です。

人気選手の一人で2019年賞金ランキング3位の石川遼選手は約1億3千万円ですから、賞金だけでも相当高額です。

これに加えてCM出演料やスポンサー料などの収入がありますから、かなりの高額所得となります。

ちなみに、2019年アメリカの賞金ランキング1位は、約968万ドル、日本円で約10億6千万円です。日本とは桁違いの賞金額となっています。

女性ツアープロの場合はどのくらい賞金を獲得しているのでしょうか。2019年度の例では、賞金ランキング1位が約1億6千万円、10位が約7千6百万円です。

男性よりやや金額が高くなっています。

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プロゴルファーの待遇の特徴

トップレベルのツアープロであれば、高額な賞金を得ることが可能です。

ただしそこから税金が引かれてしまうため、賞金すべてが手元に残るわけではありません。

賞金以外にCM出演やスポンサー料も上乗せされることもあります。

一般的なツアープロであれば、遠征費などを差し引いて年収1000万円弱程度に収まる人が多いようです。

成功すれば桁違いの収入が得られるものの、実力がなければ収入が激減するという非常に厳しい世界です。

ティーチングプロは月収20万円以下になることもあり、副業をしている人も少なくありません。

成績を残せない限りは、待遇面も安定しないのがプロゴルファーの世界といえます。