プロゴルファーの厳しさ、つらいこと

新人プロは毎年増えるのに、引退するプロは少ない

毎年、男子は約50人、女子は約20人がプロテストに合格します。これは、プロゴルファーが、毎年、男子は50人、女子は20人ずつ増えているということです。

その一方で、40歳をすぎても、多くの選手が現役でプレーを続けています。新人プロは増えるのに、引退する選手が少ないということは、年々、競争が激しくなるということです。

現実に、ツアートーナメントに出場できるプロは、現在、男子が2000人以上、女子が600人以上いるといわれています。

賞金だけで生活できるプロはごくひと握り

プロのツアートーナメントは、年間、男子で25試合、女子で37試合あります。しかし、男子の場合、ツアートーナメントに参加するプロは、大会ごとに100〜150名に限られます。

そのうち、予選を通過して賞金を手にできるのは60人ほどです。しかも、その60人の大半は、どの大会もほとんど顔ぶれが決まっています。

2013年の賞金ランキングをみると、男子で賞金1000万円以上は77人です。女子は68人です。しかし、この賞金が、すべて選手の収入になるわけではありません。

ツアートーナメントに出場すると、会場までの交通費や宿泊費などの経費がかかります。この経費が、年間で500万〜600万円といわれます。1年間の賞金総額が1000万円の選手で、約半分が経費となります。

さらに、税金などを引けば、生活費はもっと低くなります。

プロゴルファーになっても、賞金だけで、生活できるだけの収入を得られる人はごく一握りです。

プロの多くは、ゴルフ場と社員契約をして働いている

予選落ちすると、収入がゼロばかりか、会場までの交通費や宿泊費分が赤字になります。さらに、キャディーを雇っていれば、その費用も赤字になります。

大会に参戦しても、予選を通過できなければ、赤字ばかりがふくらんでいきます。

プロといっても、現実には、ゴルフ場や練習場の社員になったり、ティーチングプロとして稼いでいる人が多いです。

ゴルフ場の社員になると、給料をもらう代わりに、イベントに参加したり、お客さんに教えたりします。

また、試合会場までの交通費や宿泊費も出してもらえますが、ゴルフの成績が悪いと、会社から厳しく接せられたり、社員契約を打ち切られたりするようです。

プロゴルフ界というのは、安定した実力が華やかですが、全体的には相当厳しい世界です。