義肢装具士になるには

義肢装具士になるにはまず学校へ

義肢装具士として働くためには、義肢装具士国家試験に合格することが必要です。

義肢や装具を作成することに対して、資格は必要ありませんが、患者さんの採寸をしたり、適合させたりするときには資格が必要とされています。

受験資格を得るためのルートは大きく3つあります。

1.高校卒業後、義肢装具士養成所において、3年以上義肢装具士として必要な知識及び技能を学ぶ。
2.大学または短大で1年以上(高専は4年以上)学び指定科目を履修する。その後、義肢装具士養成施設で2年以上義肢装具士としての知識や技術を学ぶ。
3.職業能力開発促進法に基づく義肢及び装具の製作の技能検定に合格し、3年以上義肢装具士として必要な知識及び技能を学ぶ。

国家試験の合格率は高いが勉強は大切

義肢装具士を目指す人のほとんどは義肢装具士養成学校に通うことになりますが、養成学校に通ったからといって国家試験に必ずしも合格するわけではありません。

義肢装具士国家試験の合格率はかなり高くなっていますが、けっして簡単というわけではなく、義肢装具士になりたいという意欲が強く、しっかりと勉強した人が受けているからこそ、高い合格率となっているのです

義肢装具士国家試験の難易度・合格率

就職先の状況

就職先は豊富とはいえませんが、義肢装具士の資格を持つ人が少ないため、就職先に困るということはあまりないようです。

主な就職先は、義肢装具製作会社になります。中規模の企業もありますが、小規模の家族経営的な企業が多数を占めます。

義肢装具士に求められる能力

手先の器用さ

義肢装具士は、医療職でありながら、工業的な面を持つ特殊な仕事です。

身体に装着する器具を作成するため、細かい作業が必要となります。職人的な技が求められるため、手先が器用な人が望ましいといえます。

親身になること

義肢装具士の仕事は単に義肢や装具を作成するだけでなく、患者さんとのコミュニケーションも非常に大切になってきます。

調整を繰り返すこともあれば、身体の成長などによって、修正を続けていくこともあります。

患者さんの気持ちを汲み取り、親身になって考えることができなければ、その患者さんにとって最適な義肢や装具を作成することは難しいでしょう。

義肢装具士の今後の見通し

義肢装具士は、近年リハビリテーションや介護などの分野で注目を集めつつあります。また、義肢装具の技術の発達は著しく、専門的な知識が求められています。

義肢装具士の資格を受験する人は毎年200人程度であり、養成施設も多くはありませんが、技術の発展とともに、専門知識を持った義肢装具士の需要が高まっていくと考えられます。