義肢装具士の1日

医療現場と作業所を行き来する日々

義肢装具士は、製作会社で義肢装具を作成するだけでなく、医療現場で患者さんの対応をすることもあります。

ここではそんな義肢装具士の1日をご紹介します。

9:00 出勤・事務処理

日によっては直接医療機関に出向き、採寸を行ったり、フィッティングを行ったりすることもありますが、通常は製作会社に出勤します。

9:30 製作作業・外回り

作業スペースに移動し、集中が切れないように適宜休憩を取りながら前日までの作業の続きを行います。

採寸やフィッティング、メンテナンスがある場合は担当の医療機関に出かけます。

12:00 昼食

作業の進捗状況に応じて各自昼食をとります。忙しいときは充分に時間がとれないこともしばしば。

13:00 製作作業

午前中の作業の続きにとりかかります。

16:30 納品準備・外回り担当者、帰社

完成した器具を納品するための事務処理等を行います。

医療機関から帰社した場合は一日の業務内容の報告書を作成します。

18:00 掃除・休憩

納期が迫っているとき以外は作業を終了し、作業スペースの清掃をします。やるべき仕事が残っているときは休憩をし、残業に備えます。

18:30 明日の準備

次の日の作業準備や業務連絡をします。引継ぎ等がある場合はミスが起こらないように細心の注意を払います。

19:00 退勤

納期に間に合わせるために、作業場で夜を明かすこともあるようです。

採寸からメンテナンスまで一人が担当

義肢や装具の作成は採寸から作成までの全ての工程を通常は一人の義肢装具士が一貫して行います。

これに加えて、使用者のカウンセリングやリハビリに関わることになるのが一般的です。

大手の製作会社の場合は外回り担当と制作担当が分かれていることもあるようですが、基本的には一人の使用者に対して専属で関わっていくことになります。

したがって日によって、作業スペースで一日過ごす日と医療現場で使用者と接する日とがあるのです。

繁忙期は昼夜を問わず作業に没頭

納品期限が迫っている時期や、手がけている器具が多いときなどは作業スペースで朝を迎えることもあります。

義肢や装具の完成を心待ちにしている使用者のためにも納期を延期するわけにはいきません。

使用者との信頼関係を保つため、義肢装具士は寝る間も惜しんで作業を行っているのです。

事務処理や業務連絡は正確に

義肢や装具はいうまでもなく医療器具です。一つひとつが使用者の身体にあったオーダーメイド製品であるため、取り違え等のミスは絶対に許されません。

最悪の事態を避けるために書類作成等の事務処理や引継ぎ等の事務連絡には細心の注意を払っています。

一人の使用者に対して一人の義肢装具士が専属で担当することも対策の一つになっています。