義肢装具士になるための学校

専門の教育機関はわずかしかない

義肢装具士の資格は国家試験に合格することで取得できます。この試験を受けるためには指定の教育機関で専門課程を履修し、受験資格を得なければなりません。

義肢装具士を養成する教育機関は全国的に見ても数が限られています。

大学は4校、専門学校は7校しかないのです。義肢装具士を志す人はまず学校選びから始めましょう。まずはすべての学校の資料を集めることをおすすめします。

十数校ですから、それほど難しくはないはずです。それぞれの学校の特色に目を通すことで、職業への理解も深まります。

また、住んでいる地域によっては実家を離れて生活することになりますので、生活費の問題も考えて検討すべきでしょう。

合格率は比較的高め

義肢装具士の資格を取得する試験は国家資格の中では比較的合格率が高めです。

教育機関でしっかりと勉強して専門知識を学び、十分に対策をすれば、合格を掴みとることができるはずです。

このことから、中には、この合格率の高さだけを見て、安易に義肢装具士を志願する人がいるようです。

義肢装具士の業界において、新卒者の離職が多いことが深刻な問題になっていますが、この現状が一因になっていると思わざるをえません。

合格率が高いことを理由にこの職業を志願している人は、いま一度職業研究をしてから進路決定をするようにしましょう。

大学に行くべきか専門学校に行くべきか

義肢装具士の養成機関の数が限られていることは前述のとおりです。学校選択の際、まず考えるべきは大学にするのか、専門学校にするのか、ということでしょう。

大きな違いとして大学は4年制、専門学校は3年制であるということが挙げられます。

大学は学習期間が長い分、より高度な知識を身につけることができ、義肢装具士以外の資格所得を目指せるのという利点があります。

一方、専門学校は大学に比べ、学習期間が短い分、少しハードであるかもしれません。しかし、3年次には国家試験対策が十分にできるような講座の設置があるため、大きな助けになるでしょう。

就職率も高く、早くに現場に出られることは専門学校の大きなメリットであるといえます。また、専門学校の中には4年制学科を設置しているところもあります。

今後、その数は増えていくだろうといわれており、大学との差がなくなっていくと考えられます。

加えて、学生の中には社会人経験のある人も多く、転職で義肢装具士を目指す人が通いやすい環境にあるといえます。