言語聴覚士の現状と将来性

言語聴覚士の需要

言語聴覚士は、医療職のなかでも最近になって注目されるケースが増えてきた職業です。

高齢化社会が進み続ける現代の日本。リハビリに関わる専門職として、言語聴覚士の重要性がさまざまな場面でうたわれるようになり、これから職業としての需要はさらに増えていくことになると考えられます。

言語聴覚士の専門領域である「言語」は、人と人とのコミュニケーションと深い関わりがありますし、言語を発するにあたって切っても切り離せない「口腔」に関することは、命をつなぐ食事と深く関わりがあります。

こうしたものに関する高い専門性は医療現場だけでなく、福祉施設や学校など、さまざまな現場で生きてくることになります。

ほかの医療関係者との情報共有が重要

職業としての認知度が高まると、新しい価値観が生まれてきます。

たとえば、かつては言語や口腔と直接関わりのある仕事がメインとなっていましたが、これから先は、より幅を広げながらその専門性を発揮することができるでしょう。

最近は、医療現場で「チーム医療」という言葉が強く叫ばれており、他の専門職スタッフと情報を共有することが医療従事者として必要とされています。

また、他職種の情報を集めて総合的に患者さんを診ていくことが望ましいという流れになってきています。

言語聴覚士も、こうした変化に対応することが求められますし、自身の強みを生かしながらこれまでよりも広い視野を持って患者さんと接する必要があります。

言語聴覚士のニーズは高まっており、職業としての未来は明るいものがあるといえますが、新しい価値観に対してしっかりと対応できる技術と考えを持っていなければ、自分自身で可能性を狭めてしまうかもしれません。

さまざまな理論や考え方に触る

言語聴覚士が習得していく知識や学問のなかには、さまざまな理論や考え方があります。

それらは、現場に出るうえでの基礎となるものであるため、しっかりと身につけておくに越したことはないでしょう。

ある程度、慣れてくれば自分が頼る理論を確立させておくことも重要になりますが、そればかりに固執してしまうようになると、結果的に自分のできることが少なくなってしまう場合もあります。

医療の世界は日々進歩しているため、現時点で確立されている理論が将来も正しいものかどうかについては言い切れません。

さまざまな理論を持っていれば、それだけ将来的に実行できる手段が増えていき、多様な現場やケースで自分の力を生かすことができるようになるでしょう。

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