失語症の症状

さまざまな症状

一口に失語症といってもさまざまな症状があります。

そこで、基本的な言語能力である「聴く」「話す」「読む」「書く」そして「計算」という側面から検査を行い、症状と重症度をはかります。

1つの能力だけが低下しているというのはまれで、いくつかの症状が重なったり、すべての能力が低下したりします。

話が聴き取れない

音そのものは聞こえているにも関わらず、言葉として認識できないことがあります。

また、耳で聞いたものを記憶し続けることができず、単語はわかっても文になると理解できないということもあります。

脳の損傷具合によって症状や重傷度が異なります。

文字がわからない

文字を提示されても読めないことがあります。

また、文字は読めてもそれが単語に結びつかない、読めても記憶し続けることができない場合、文が理解できないなどの症状が出ます。

なお、失語症では、ひらがなやカタカナよりも漢字の方が読みやすい傾向があります。

これは、漢字は音を表すとともに意味を持っているためで、損傷をまぬがれた右脳で情報を処理できるからだと考えられています。

言いたい言葉が出ない

なかなか言葉が出ず、出たとしてもたどたどしい場合と、ぺらぺらと流暢に話してはいるものの、その内容が意味をなさない場合があります。

目的とする言葉と違う言葉が出てきたり、辞書に載っていない実在しない言葉が出てくることがあります。

文字が書けない

文字そのものが書けない場合や、単語と文字が結びつかず書けない場合などがあります。

なお、文字を読むときと同様にひらがな・カタカナよりも漢字の方が書きやすいという傾向があります。

計算ができない

失語症というと言葉だけの問題と考えられがちですが、計算ができなくなることがあります。

数の読み方がわからない、簡単な暗算ができない、繰り上がり、繰り下がりができないなどの問題が生じることがあります。

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