おすすめの言語聴覚士の本 (体験談)

言語聴覚士がオススメする1冊

言語聴覚士に興味がある人、これからなろうと考えている人にぜひ読んでもらいたいおすすめの本があります。

『マンガ家が描いた失語症体験記』(医歯薬出版株式会社)という本です。この本は、ある日突然、脳梗塞を起こし失語症になってしまった福元のぼるさんというマンガ家の体験記です。

患者さんの気持ち

言語聴覚士にとって、患者さんの気持ちをおしはかることはとても大切なことです。

福元さんは、脳梗塞が原因で失語症となってしまいました。そのときの様子をあとから振り返り、イラストやマンガで表現しています。「なんで」と病室の壁を叩く様子や、繰り返しイラストで描かれる孤独感、など患者さんの心情が迫ってきます。

家族との関係

この本は、妻の福元はなさんがのぼるさんとの筆談や少ない言葉を通じて、文章をつけていきました。のぼるさんにとって、4コママンガにすることはとてもむずかしく、二人で組み立てていきました。

大きな病気をした場合、家族の助けが必要となるものですが、本書でも随所に二人三脚の様子が描かれています。これまででき

たことができなくなって焦りもがく夫を見守る心痛や、病気の前と同じように接してしまって二人の間がすれちがう様子がよくわかります。患者さんだけでなく、ご家族もまた苦しんでいることが理解できます。

具体的なリハビリのようす

豊富なイラストでどのようなリハビリを受けてきたか、そのときどんな気持ちだったか描かれています。

もちろん、患者さんひとりひとりによって行うリハビリは異なりますが、「どのようなリハビリをするのか」これは言語聴覚士になってからも参考になります。

わかりやすい解説

監修の渡邊修先生によって、失語症や高次脳機能障害についてわかりやすく解説されています。

また、のぼるさんがどんなことで困っているのか、それはなぜなのか、病気の仕組みから説明されています。

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