言語聴覚士は「かつぜつ」が悪くても大丈夫?

努力すれば改善できる

言語聴覚士は、その職業名に「言語」という言葉が付いている通り、言葉や口に重点を置いたリハビリをしていきます。そのため、「発音」や「かつぜつ」を嫌でも意識する機会が多くなります。

これはリハビリ対象者だけではなく、言語聴覚士として働く本人にも当てはまります。

訓練のなかでは、リハビリ対象者に対して、言語聴覚士が発音をお手本として見せたり、発音のやり方を伝えるということがあります。

このような場面において、言語聴覚士が発音をしっかりと行うことができなかったり、苦手な発音があったりすると、お手本としてはあまりよいものとはいえません。

しかし、ここで変に苦手意識を持つ必要はありません。障害を抱えていない限り、仮に苦手な発音があったとしても、はっきりとしゃべることを意識していけば、いずれは改善していきます。

声をはっきりと出すことも重要になってくる

言語聴覚士にとって大切なのは、聞き取りやすく、はっきりとした声で話をすることです。

これは子どもを相手にする場合もそうですが、とくに高齢者など少し聴覚に衰えや異常が出てきてしまった人に対して働きかけるときには、とりわけ重要になってきます。

たとえば、何かの動作をしてもらうときや、指示をするときに、その言葉が正確に聞こえないと、リハビリを進めることはかなり困難になります。

ときには声を使わず、文字や動作で伝えていくこともありますが、基本は声で伝えます。

いつも高い声あるいは低い声であると、言葉に強弱が付きにくくなり、相手に意識を向けてもらいにくくなってしまうこともあります。

はっきりと話をする、声の高低をつけて声を聴きやすくする、という工夫が言語聴覚士には求められます。

リハビリの内容自体に対する工夫も必要ですが、どうやったら伝えたいことを伝えやすくなるのか、という点も、言語聴覚士が深く考えていくべき課題のひとつです。

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