言語聴覚士の活躍の場

言語聴覚士の約8割は、病院やリハビリテーションなどの医療機関で働いているといわれます。

次に多いのが老人保健施設や老人ホームなどの福祉施設や介護施設です。その他、養護学校や障害者施設などにも活躍の場があります。

医療機関で活躍している現場

言語聴覚士が活躍できる代表的な場のひとつが、医療の現場です。

医療の現場といっても多くの種類があるのですが、総合病院や大学病院の口腔外科、耳鼻科、リハビリテーション科、あるいはリハビリテーション専門病院やリハビリテーションセンターなどが挙げられます。

これらの場所では、患者さんのリハビリをしていくことがメインになりますが、検査を担当し、口腔の機能などを評価する仕事をすることもあります。

医師や看護師など、医療機関の人とのふれあいも多くあり、まさに医療の世界に生きているということを体験できる職場になっていきます。

福祉施設におけるニーズも急増中

言語聴覚士の別の働き場所として、最近注目が集まっているのが福祉施設です。福祉施設では、そこで日常生活をする人が多くいるため、医療機関とはまた異なる雰囲気の下に働くことができます。

福祉施設にいる高齢者は、食べ物を飲み込むことが困難な人もたくさんおり、言語聴覚士は食事面におけるリハビリの専門知識や技術がより高く求められるようです。

また、医療機関とは異なりリハビリの時間を確保されていないことが多く、利用者の方の日常生活に寄り添いながら訓練を行うため、一般の人から見ると何をしているのかわかりづらいときもあります。

しかし、日常に訓練を取り入れていくというのは、非常に高いスキルが要求されます。

うまくリハビリを日常生活に溶け込ますことができれば訓練を受ける人の精神的負担も減り、より効果的にリハビリを進められることもあります。

医療機関とはまた違う角度から、熟練した技術を学ぶことができる現場です。

子どもが多くいる現場で働くこともできる

まだそこまで数は多くありませんが、学校や育児施設といった教育機関も、言語聴覚士が活躍できる領域となっています。

このような場では、リハビリの対象者は子どもとなりますが、子どもが相手だから楽ということはありません。

子どもを見ていくというのは、ときに大人を見るよりも難しく、発達に関する専門的な知識も必要になってきます。

発達障害を抱える子どもをどうサポートしていくかについては、現在国を挙げて取り組んでいるテーマの一つであるため、今後も教育現場における言語聴覚士の需要は徐々に高まっていくものと考えられます。

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