言語聴覚士の一日

医療機関の言語聴覚士の1日

言語聴覚士の活躍の場というと、病院をはじめとする医療機関が最も代表的な存在といえるでしょう。

しかし、ひとくちに病院といっても、職場によって働き方や細かな仕事の流れはさまざまであるため、ここではおもな1日の流れを紹介します。

言語聴覚士は、まず朝出勤するとミーティングに参加します。このミーティングは非常に重要なものであり、他の職業の人がどのようなことをしているのか知ることができます。

ここでしっかりと把握していると、職業間のやりとりがスムーズになります。

その後は仕事の準備をし、実際に患者さんに対してリハビリ、訓練を進めます。患者さんは、失語症や摂食・嚥下障害、構音障害など、一人ひとり異なる問題を抱えているため、その人に適した訓練を行います。

お昼頃になると昼食を兼ねた休憩を挟み、午後も同様にリハビリ、訓練をこなしていきます。

患者さんの数は日によって異なりますが、訓練に1日のほとんどの時間を費やすことになります。また、訓練がすべて終われば記録をつけ、今後の訓練プログラムに生かしていきます。

あっという間に時間が過ぎたと感じる日も多いですが、医療現場は、1日の動きが比較的決まっていることが多く、仕事の流れが見えやすい現場といえるかもしれません。

福祉施設や教育現場での言語聴覚士の1日

福祉施設に勤務する場合も、朝のミーティングは必ずといってよいほど行われるようです。

ただし、福祉施設の場合、職員のほとんどは福祉職であるため、言語聴覚士は福祉職との合同のミーティングを行った後に、医療職で独自にミーティングをする場合もあります。

ミーティングが終わると、福祉職の人と連携を図りながら、利用者の生活援助をしたり、レクリエーションなどを実行したり、個別に訓練をしたりします。

1日の流れは事前にある程度決めていますが、福祉施設では、利用者の生活に密着していくため、計画通りに物事が進まないことも多々あり、毎日違う出来事が起こる可能性は高いです。

型にはまらず、新しい刺激をどんどん体験していきたいと思っている人にとっては、日々の変化によるやりがいを感じられる職場になるのではないでしょうか。

また、学校など子どもがいる場所での言語聴覚士の1日動きは、福祉施設に近いものがあります。

ある程度流れは決まっていますが、子どもは大人とはまったく異なる行動をとることも多いため、子どもの発達具合や様子を見ながら、応用の利いた行動が必要になってくることになります。

仕事体験談