言語聴覚士国家試験の難易度、合格率

言語聴覚士国家試験について

言語聴覚士国家試験の難易度は?

言語聴覚士は名称独占資格となっており、言語聴覚士の国家資格を取得しなければ「言語聴覚士」と名乗ることができません。

言語聴覚士の国家試験を受けるためには、まず指定された大学、短大、専門学校に通い、勉強をする必要があります。3年間あるいは4年間かけて学校で学び、単位を修めることで国家試験の受験資格が得られます。

言語聴覚士の国家試験は、毎年卒業する年の2月下旬頃に実施されるため、在学中に国家試験を受験することになります。

この国家試験は簡単なものではありません。学校によっては国家試験対策に力を入れていることもありますが、学校にすべて任せるのではなく、自分自身でも勉強をしていく姿勢を持っていないと合格は難しいでしょう。

過去問題を解いたり、模試を受けたりして、自分の実力を確かめながら計画的に勉強を進めていくことが必要です。

とくに言語に関する分野は専門性が高く、直感的に理解しにくい領域であるため、かなりの勉強が必要です。

言語聴覚士の合格率は、だいたい65%前後を推移しています。同じリハビリテーションの資格である「理学療法士」や「作業療法士」と比較すると、やや低い合格率となっています。

一見、合格率は低いと感じないかもしれませんが、あくまでも国家試験に向けてしっかりと勉強をしてきた人たちが出している数字です。それを考えると、やはりそれなりの努力が必要なことがわかると思います。

また、年度によって難易度が大きく変わってくることもあります。たとえば、一番難しいといわれる年度では、合格率が50パーセントを切ったケースもあります。

言語聴覚士になるには

試験独特の雰囲気に慣れておく

国家試験では、学校とは雰囲気の違う場所で試験に臨むことになります。

会場によっては親しいクラスメイトと別々になってしまうこともあるかもしれません。そのような環境における緊張感が、思わぬ敵になることもあります。

この点については大学受験や高校受験などと同じような要素を持っており、どんな状況でもしっかりと集中をして、平常心で試験に臨めるかどうかがポイントになります。

1つの試験が終わった後は、しっかりと次の試験のために頭を切り替えてましょう。

もし途中で少しミスをしたことに気付いた場合、それを引きずってしまうと、専門性が高いがゆえにいろいろな知識がこんがらがってしまい、混乱してしまうこともあります。

いつもなら解ける問題が解けなくなるのは致命傷になる可能性が高いため、冷静に対応することが大切です。

国家試験の時間は比較的長く、問題数も比較的多いため、ミスを補っていくことは可能です。心を落ち着けることも、国家試験では必要になってくるでしょう

言語聴覚士国家試験受験者数の推移

言語聴覚士国家試験の受験者数は、2,200人から2,500人前後の間を推移しています。平成27年度の受験者数は、前年よりも若干増加し2,553人となりました。
言語聴覚士国家試験受験者数_27

言語聴覚士国家試験合格率の推移

言語聴覚士国家試験の合格率は、年度によってややばらつきがあります。平成27年度の合格率は67.6%となりました。

言語聴覚士国家試験合格率_27

平成27年度 言語聴覚士国家試験の概要

試験日 平成28年2月20日(土曜日)
申込書受付 平成27年11月16日(月曜日)から同年12月4日(金曜日)までの間に公益財団法人医療研修推進財団へ提出すること。
試験地 北海道、東京都、愛知県、大阪府、広島県及び福岡県
受験資格 文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した言語聴覚士養成所において、3年以上言語聴覚士として必要な知識及び技能を修得したもの(平成28年3月15日(火曜日)までに修業し、又は卒業する見込みの者を含む。)など
試験科目 基礎医学、臨床医学、臨床歯科医学、音声・言語・聴覚医学、心理学、音声・言語学、社会福祉・教育、言語聴覚障害学総論、失語・高次脳機能障害学、言語発達障害学、発声発語・嚥(えん)下障害学及び聴覚障害学
合格率 67.6%(平成27年度)
合格発表 平成28年3月28日(月曜日)午後2時に、厚生労働省にその受験地、受験番号を掲示し、公益財団法人医療研修推進財団のホームページにおいてもその受験地、受験番号を掲示して発表
受験料 34,000円
詳細情報 厚生労働省 言語聴覚士国家試験

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