お笑い芸人に必要なこと

お笑い芸人の資質

人に笑われることと人に笑いを提供することには大きな違いがあるといいます。

パフォーマンスとして喜怒哀楽を表現するなかで、シリアスな演技よりもコメディのほうが難しいという演者もいます。

たとえば視覚的におもしろい見栄えをしていても、ただ笑われているだけではコンプレックスになってしまう場合もあるでしょう。

人とは違うコンプレックスをいかに笑いに転換するか、シリアスに考えれば暗い話をどうすれば明るい笑いに昇華できるか。

そんな機転のきいた発想ができるかどうかがお笑い芸人に求められる資質だといえるでしょう。

お笑い芸人の心がまえ

最近のテレビはバラエティ番組こそたくさんありますが、お笑い芸人が漫才やコントといったネタを披露する場面は比較的減ってきているかもしれません。

しかし、バラエティ番組でいわゆる「ひな壇」に座っていかにおもしろいボケやツッコミをはさむかを考えるだけでは、お笑い芸人としての仕事はなかなか続かないのではないでしょうか。

おもしろいひと言をタイミングよくはさむことができるのは、ネタ作りやネタ見せを定期的に行っている結果だったり、日常生活においてささいな出来事をよく観察しているからだったりするでしょう。

お笑い芸人には、時事的な情報収集や興味のある分野について知識を深めること、なにげない日常会話に耳をかたむけることなど、常に笑いのネタ探しをするという心がまえが必要かもしれません。

お笑い芸人に必要なバランス感覚

頭の回転が速く、話題が豊富で切り返しも上手であれば、トーク術には長けているといえるでしょう。

そこで笑いが起きるかどうかは、間の取り方やテンポのよさ、予想外の展開といったリズム感によるかもしれません。

さらにお笑い芸人にとって重要なのはバランス感覚ではないでしょうか。

過激なパフォーマンスをすれば誰もが衝撃を受けるかといえば、ただ視聴者が引いてしまう場合もあります。

コンプライアンスの問題も考えますと、一般常識とはなにかというニュートラルなラインを見極めたうえで、瞬時に適切な笑いを提供することが求められます。

そのうえで常に時代を先取りするような新しい感覚をもちあわせることも必要かもしれません。