女性の芸術家のキャリアパス・結婚後の生活

女性の芸術家の現状

歴史上に女性芸術家は少ない

世界で歴史に残る有名な芸術家といえば、ピカソ、ゴッホ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなど多くの名前を挙げることができるでしょう。

これらの芸術家はすべて男性です。

女性の芸術家といわれて、すぐに答えられる人は少ないでしょう。

全世界で誰もが知っているほど著名な人は歴史上に存在していませんが、女性は男性に比べてセンスや創造性が劣っているということではありません。

昔から才能豊かな女性は数多くいたはずですが、「女性は子どもを生み育てるもの」とする考え方が根強く、思い通りに作品を制作して世間に認められるチャンスのないまま、生涯を終えてしまったと推測されます。

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女性の芸術家の強み・弱み

現代の日本で考えると、女性にも男性と平等にチャンスが与えられ、たとえ結婚や出産を経験したとしても、創作活動を行うことは充分可能な恵まれた環境だといえます。

もともと芸術が好きでもアート業界に進むことなかった女性が、主婦になったことをきっかけに芸術作品の創作に励むようになるというケースもあります。

女性ならではの持ち前のセンスに加え、出産という男性にはできない経験を通して信念や芸術的感覚に磨きがかかり、作品にも深みが出るということも考えられます。

芸術家の結婚後の働き方・雇用形態

芸術家は多くがフリーランスのため、結婚後の生活や雇用形態にとわられず働くことができます。

家庭と両立しながら創作活動をすることは十分可能ですし、結婚後も活躍している女性芸術家は非常に多くいます。

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芸術家は子育てしながら働ける?

芸術家は子育てをしながらでも働ける職業です。

創作活動は家事や育児の合間にすることもできます。

また、もともと「芸術が好き」「絵や彫刻に触れていたい」という人が多いため、出産をしたからといって創作活動をあきらめる人は少ないようです。

子どもや親子をモチーフにした作品をつくったり、子どもや親世代に向けた作品展や講習会を開いたりするなど、子どもが生まれたことを機に新たな活動を始める人もいます。

芸術家は女性が一生働ける仕事?

芸術家としての生き方

芸術家は、創作活動を通して何かを表現したい人ばかりです。

何かを表現したい人にとって、自分の気持ちを描いたり形に表したりすることは、一種の「生き方」であり、たとえ結婚や出産をしたとしてもその情熱は絶えることはありません。

活躍する日本人女性芸術家

近年、世界のアート業界で活躍する日本人女性芸術家は増加の傾向にあり、日本人女性独特の繊細な感覚が世界で支持されています。

もっとも有名なところでは、水玉模様のモチーフで知られる草間彌生です。

画家彫刻家として世界的に活躍し、有名ブランドとのコラボレーションなどで若い世代からも人気を集めています。

また、墨による抽象表現が評価されている前衛芸術家、篠田桃紅氏は、戦後間もなく渡米し、100歳を超える現在では世界の名だたる美術館に作品が収蔵されるほどの活躍をみせました。

今後もこのように世界で活躍する女性芸術家は増えていくでしょう。