ガーデンデザイナーの現状と将来性

時代が求める存在に

近年は地球の環境問題への関心が高まってきたこともあり、都市部においてもできるだけ自然と共生していけるライフスタイルが追求されるようになってきました。

たとえば、オフィスビルの窓の外を覆うように植物を植える、いわゆる「緑のカーテン」は近年一気に普及したものですし、大型の商業施設やマンションなどの屋上に小さな庭を作る「屋上緑化」「屋上庭園」も珍しくなくなりました。

街路樹や花壇のある道路も増えてきています。

植物の存在は、気温の上昇を防いでくれたり景観を良くしてくれたりする効果があり、さらには人々の心に癒しを与えてくれます。ささやかな緑でも、大きな役割を果たしているのです。

このような世の中の流れの中で、都市部におけるガーデンデザイナーの仕事も増えてきています。

地球環境を守ることはこれからも大きな課題でありつづけるのは間違いないので、緑を増やすガーデンデザイナーという職業の認知度も今よりはあがってくるでしょうし、仕事内容にもさらなる注目が集まると考えることができます。

個人住宅は高い営業力がカギに

個人の住宅の庭造りに関しては今後も一定の需要があることが見込めますが、「どんどん増えていく」とは考えにくいでしょう。

その大きな理由は、戸建住宅を建てる人が減っていることです。

とくに都会ではタワーマンションのような大型マンションで暮らす人が増えているため、ベランダの家庭菜園くらいしか自分の庭を持てないという人も多いのです。

このように、将来的には、個人住宅の案件に関しては少ない顧客を奪い合うことになるため、お客さんを満足させる高いデザインセンスに加えて営業能力なども必要になるでしょう。

一方で、都心部では戸建て住宅よりもマンションのような集合住宅が増えていますが、地方都市ではそうではない場合もあります。

「どうしても個人の住宅の庭造りがしたい!」という人は、地方を中心に活動するというのもひとつの手です。