ガーデンデザイナーのつらいこと、大変なこと

季節や天気に振り回されて

ガーデンデザイナーは空間に緑を美しく配置することで素敵な庭を作り出すのが仕事です。

しかし、庭を彩る植物は生き物なので思い通りになるものではありません。

図面上で考えていたときには特定の季節に美しく咲き誇るはずだった花も、実際にそこに植えてみたら、日当たりや風向き、温度や湿度の影響によって綺麗に咲かない…ということがありえます。

また、植物園や公園ではフラワーフェスティバルのような大きなイベントがあります。

お客さんに最高の状態の庭を見せられるように計算して庭をデザインするのがガーデンデザイナーの使命ですが、雨が続いたり強風が吹いたりすることで、せっかく植えた植物がイベント前にダメになってしまうこともあります。

このように季節や天気に振り回されて計画が狂ってしまったとき、素早く軌道修正して、美しい庭を作るために計画を練り直すのは大変なことです。ときには休日返上で作業にあたることもあります。

ガーデンデザイナーは「生き物相手の仕事」であり、思い通りにならないこともあるということはしっかり覚悟しておいたほうがよいでしょう。

限られた予算のなかで

ガーデンデザインを依頼してくるお客さんの多くが、庭造りの知識のない素人です。

個人のお客さんの場合は「バラがいっぱい咲き誇る庭にしたい!」「一年中花が咲き乱れる庭にしたい」、法人の場合は「県下最大の規模のフラワーフェスティバルにしたい」など、さまざまな夢や希望をデザイナーに伝えてきます。

しかし、庭を作るというのは、予想外にお金のかかることなのです。

最初の設計だけではなく、その後何年にもわたってメンテナンスを続けることを考えた上で、限られた予算の中でデザインをしなければいけません。

お客さんにはそのことを理解してもらわなければいけませんし、ガーデンデザイナー自身も、理想とする庭を思い描きつつも実現させることができないというのはよくあることです。

理想と現実の両方をしっかりと見据えた上で、お客さんも満足し、自分自身も満足し、予算内にきちんと収めることができる庭をどうやって作っていくのか。

これがガーデンデザイナーにとっての永遠の課題ともいえます。