仕事体験談 常に最新の情報を入手し、学んでいく気概が必要 回答者 : トモエさん(女性/40歳) 職業名 : ゲームプランナー現在の状態 : 現役経験年数 : 15年 仕事内容 東京都港区、社員50名ほどの開発会社に勤務しています。 現在は、ゲームプランナーとして商品企画の立ち上げ・提案から仕様書の作成、作中で使用する各種テキストのライティング、チームのスケジュール進行管理、外注会社の担当者さまとのやりとりなど、ディレクターに近い立場のお仕事を任されています。 子どもの頃から模型や飼っていた犬の小屋を造り、絵を描いたり小説を書くなど、モノづくりに興味がありました。 それを実際に仕事にしていきたいと考えたのが高校に進学してから。 当時、目を見張る進化を続けていたテレビゲームの制作に興味を持ったのもこの頃です。 実際にゲームで遊ぶのも大好きでしたが、どうやって作るものなのか、何が必要なのかに目が行き、結果就職先にゲーム開発会社を選択することとなりました。 仕事のやりがい 最近ではダウンロード販売タイトルがメインになってしまいましたが、かつては発売日になると量販店へと足を運び、ゲーム売り場をこっそり見守っていたこともあります。 お客さまが、私が開発に関わった商品を手にとってレジへ運んでいく姿を見て、喜びを噛み締めていました。 今でもダウンロード数を見て、一喜一憂しているので、あまり変わっていないかもしれません。 仕事面では、大勢でひとつの目標に向かって邁進していく一体感がたまりません。 〆切り間際は大変ですが、スタッフロールで自分の名前を確認したり、完成品を納品し終えたときの達成感は得がたいものです。 覚悟しておいた方がいいこと 大勢の人とやりとりする必要があるので、コミュニケーションが苦手な人にはつらい仕事かもしれません。 また、納期などの関係で会社に泊まり込んだり、長時間労働が続いたり等、ゲームだからといって決して楽しいことばかりでもありません。 待遇は会社によってさまざまであるため、お答えしにくいというのが正直なところです。 会社概要や業界掲示板などで、前もって評判を確かめておくとよいかもしれません。 コンシューマ業界、特に日本国内で販売数が伸びるタイトルが海外では不調で、一種のガラパゴス状態に陥っています。 そのため、スマートフォンのアプリゲームやソーシャルゲームに注力するメーカーも少なくありません。 今でこそ隆盛を誇っていますが、将来的には規制が入り、縮小していく可能性も考慮に入れておいたほうが良いと考えます。 給料・待遇 40歳、勤続年数は5年。業界経験は15年の正社員です。 現在の手取りは月27万円、年収はボーナスを含め400万ほどです。 社会福利厚生として、スポーツジムや博物館、美術館などの割引が受けられます。 年に一度の社員旅行もありますが、プロジェクトの状況によってはお流れになってしまうこともあります。 この職業の恋愛・結婚事情 女性が少ない業界なので、男性にとっては出会いの少ない環境です。 それとなく話を聞いてみると、学生時代からつきあっていた人とそのままゴールインする、コンパなどに積極的に参加する、家族や親戚、友人などに紹介してもらうといった経緯が多いようです。 この職業を目指す人へのメッセージ ゲームが好きだから、だけではゲームプランナーは務まりません。 逆に、ゲームに全く興味のない人……特に、グラフィックデザイナーやサウンド関連の方を多く見かけるほどです。 そして「プログラムは組めないし、絵も描けない、音楽もわからない、なら企画にしよう」という考えは大きな間違いです。 ゲームプランナーには専門家ほどではないものの、各分野に関する知識が必要になります。 なぜなら、それらが全くわからない状態では、お仕事の発注ができないからです。 もちろん、最初はわからないことのほうが多いでしょう。 常に最新の情報を入手し、学んでいく気概がないと、継続するのは難しい業務です。 しかし、好奇心旺盛で、努力のできる方であれば、たとえ下手でも絵を描いたり、文章を書いたりすることはできるはずです。 そういった努力を企業側は見ています。
現在は、ゲームプランナーとして商品企画の立ち上げ・提案から仕様書の作成、作中で使用する各種テキストのライティング、チームのスケジュール進行管理、外注会社の担当者さまとのやりとりなど、ディレクターに近い立場のお仕事を任されています。
子どもの頃から模型や飼っていた犬の小屋を造り、絵を描いたり小説を書くなど、モノづくりに興味がありました。
それを実際に仕事にしていきたいと考えたのが高校に進学してから。
当時、目を見張る進化を続けていたテレビゲームの制作に興味を持ったのもこの頃です。
実際にゲームで遊ぶのも大好きでしたが、どうやって作るものなのか、何が必要なのかに目が行き、結果就職先にゲーム開発会社を選択することとなりました。
お客さまが、私が開発に関わった商品を手にとってレジへ運んでいく姿を見て、喜びを噛み締めていました。
今でもダウンロード数を見て、一喜一憂しているので、あまり変わっていないかもしれません。
仕事面では、大勢でひとつの目標に向かって邁進していく一体感がたまりません。
〆切り間際は大変ですが、スタッフロールで自分の名前を確認したり、完成品を納品し終えたときの達成感は得がたいものです。
また、納期などの関係で会社に泊まり込んだり、長時間労働が続いたり等、ゲームだからといって決して楽しいことばかりでもありません。
待遇は会社によってさまざまであるため、お答えしにくいというのが正直なところです。
会社概要や業界掲示板などで、前もって評判を確かめておくとよいかもしれません。
コンシューマ業界、特に日本国内で販売数が伸びるタイトルが海外では不調で、一種のガラパゴス状態に陥っています。
そのため、スマートフォンのアプリゲームやソーシャルゲームに注力するメーカーも少なくありません。
今でこそ隆盛を誇っていますが、将来的には規制が入り、縮小していく可能性も考慮に入れておいたほうが良いと考えます。
現在の手取りは月27万円、年収はボーナスを含め400万ほどです。
社会福利厚生として、スポーツジムや博物館、美術館などの割引が受けられます。
年に一度の社員旅行もありますが、プロジェクトの状況によってはお流れになってしまうこともあります。
それとなく話を聞いてみると、学生時代からつきあっていた人とそのままゴールインする、コンパなどに積極的に参加する、家族や親戚、友人などに紹介してもらうといった経緯が多いようです。
逆に、ゲームに全く興味のない人……特に、グラフィックデザイナーやサウンド関連の方を多く見かけるほどです。
そして「プログラムは組めないし、絵も描けない、音楽もわからない、なら企画にしよう」という考えは大きな間違いです。
ゲームプランナーには専門家ほどではないものの、各分野に関する知識が必要になります。
なぜなら、それらが全くわからない状態では、お仕事の発注ができないからです。
もちろん、最初はわからないことのほうが多いでしょう。
常に最新の情報を入手し、学んでいく気概がないと、継続するのは難しい業務です。
しかし、好奇心旺盛で、努力のできる方であれば、たとえ下手でも絵を描いたり、文章を書いたりすることはできるはずです。
そういった努力を企業側は見ています。