学芸員に向いている人、適性

勉強が苦にならない

学芸員は勉強や研究が好きであることが必要です。一時的なアルバイトとしてでなく、学芸員として正式に勤務したい場合はこうした適正が求められます。

また、博物館の職員には古文書も普通に読めたり、専門雑誌に論文が掲載されたり、著書を発行している人もいます。そうした人たちと協力して運営してくわけですから、深い知識がないと続けていけないでしょう。

展示の運営から、来館者への説明まで専門的な知識は要求されますし、自分に足りない部分を日夜の勉強で補っていくことが大切です。そうした姿勢があることと、自己研鑽に励める人材が向いていると言えます。

社会性がある

これは意外に思われるかもしれませんが、調査や研究のイメージが強い学芸員でも、人とコミュニケーションする能力は必要となります。大きい博物館であると職員が数十人にも及ぶことがありますし、調査の場合でもチームで協力し合って、成果を出す必要はあります。

加えて学芸員は博物館の運営にも携わります。学術的な面でなく、日常のこまごまとした雑務もこなさねばなりません。予算の使い方から、敷地や建物の管理、来館者への応対や案内、対外的な交渉や報告書作成、事務手続きの作業など、仕事の内容はさまざまです。

ノルマ・競争が要求されるような仕事ではありませんが、やはりそういったことをやれるにはフットワークが軽く、ある程度の器用さも必要でしょう。

企画にあたってはどうしたら来客してくれるか、どんな宣伝の仕方をしたら受けるかなど、「俗っぽい」仕事にも頭を使います。

いわゆる研究一筋で他のことはまったく頭になかったり、一般常識に欠けるなどの場合は他のスタッフも困るでしょう。任期があって、契約が更新制であった場合は、そういった点でどれだけ貢献できているかも基準になります。

調査研究の能力だけでなく、こうした一般的な社会性も必要になってくるのが、ただの研究職と違うところです。