学芸員の水族館での仕事

水族館の職員

学芸員というと、博物館や美術館がまっさきに連想されるでしょうが、水族館も職場のひとつとなります。海洋科学であって生物学も立派な学術の一つです。当然、自然の生態系の研究を含めて学術調査の対象になります。

現在全国に動物園や水族館は162ヶ所あり、職員は約2,700人ほどいると言われています。学芸員の就職先として人気はありますが、求人は極めて少なく、欠員がある時だけ補充するのが一般的ですので、就職先を見つけるのはかなり厳しいでしょう。

水族館の仕事

水族館の学芸員は生き物の生態観察などから始まり、博物館では「展示」にあたる生き物のお客さまへの見せ方を工夫したり、説明も担当します。

どのような水槽で、どういった環境を設置すれば良いか、どうすれば生き物の魅力を伝えられるかなど、そこには単に見世物的な観点ではなく、きちんと生き物の保護と自然環境にも配慮したやり方があります。

美術館や博物館でも同じですが、学芸員は研究だけに従事すればいいわけではありません。現場の事務や雑務にも関わってきます。

水族館の場合は、飼われている生き物たちの世話も大切な仕事です。現場では主に飼育員が担当していますが、学芸員も健康チェックから毎日の餌やりや掃除なども担当します。

苦労するところ

美術品などの展示物とは違って相手は生き物です。言うことを聞かなかったり、餌を食べなかったり、時には病気にかかったりと苦労することもあります。

この仕事には「好きだから」という人が多く、特に飼育員は相手を家族のように可愛がる人がいます。

学芸員も水族館を志望する人には動物好きが多いですが、学芸員はただ地道に世話するだけでは不十分で、専門的な学術知識を活かして生き物の世話をしたり、よりよい環境の整備をする視点が必要となります。